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2016年1月23日(土)
立川市女性総合センター「百合祭」上映&トーク
(主催:立川市男女平等参画課)
 女性の個性・心の解放。興味深かった(50代女性)

 久々に大笑い出来ました。楽しかったです。自分の心のおもむくままに解放された女性たちが輝いていました(50代女性)

 高齢者はマイナスの存在的な社会をまだ明るい生活がある、ありたいと思わせる内容の映画で良かった。映画の後の監督のお話が良かった(70代女性)

 監督のお話、とても楽しかったです。私も75才の後期高齢者。まわりの未亡人も皆男性気はなく、すっきり各自趣味を持って楽しんでいます。セックスなどびっくりしました。でも恋愛も良いかもしれないですね(70代女性)

 映画はとても良かった。人間の、男女の本質というか本音をいやらしくなくさらけ出したのは感動すら感じる(70代女性)

 今、自分が正に71才、よくわかる。が、さて、その時そうなったらどうするか、今夜考えてみます(70代女性)

 のびのびとして、美しくて、品があり、主張もしっかりしていて楽しい気分になれた。解放されました。ありがとう!(60代女性)

 セックスをオープンに語れる場はなかなか無いと思います。日本がまだまだ解放されていない事だと思うが、立川のアイムでそんな講座が近いうちに出来れば素晴らしいと思います(60代女性)

 監督のトークにパワーをもらいました。会場の男性たちの微妙な表情が気になりました。とても良かったです(30代女性)

 映画の出来がとてもいい。私はこの映画に癒やされました。世間への怒りは増しました。私も頑張ります(40代女性)

 映画もトークもとても面白かった。公的機関でこれをやってくださった勇気(?)に感謝します(50代女性)

 前から気になっていた映画を監督のトーク付きで見られてとても良かった。500円でこんな良質な素晴らしい映画を観る事が出来て有り難いです(20代女性)

 浜野監督の言葉にとても勇気づけられました。私も60才になり、新しいことを始めようと思います。日本の映画の状況をずっと女性の視点で変革しようとしてこられたことに感謝します(60代女性)

 年齢なんて関係ない!自分は自分らしく生きる映画に感動しました!(20代男性)

 素晴らしい!女を自由にできる男社会を壊してくれました(70代女性)

 男女平等参画課主催とは知らなかった。高齢者問題に関する映画かな?と思って来ました。自由に生きる高齢女性たちの姿に元気をもらいました。体が自由に動くうちにもっと遊んでやろうと決心しました(60代女性)

 年を取ることに対して前向きな気持ちになる作品でした! さらにトークショーを聞くことで、またもう一回観たい、何度も観たい、と思いました。これからも女性監督が増えることを期待します(20代女性)

 流れが面白かった。女ですから、私。人間の根幹に触れたように感じる。まだお若い監督がやはりすごいと思う。しかし、監督がおっしゃった通り、挑戦だろうな。今の時代であっても・・・。残念・・・(70代女性)

 浜野監督の作品、そして、何よりトークショーが楽しかったです!(20代女性)

 過美でなく、自然感があった。ユーモアもあったし、明るくなった。終結は想定外だったし、原作も同じだったのかな?と。後からの監督のお話でわかりました。監督のお話が面白かった。エールを送ります。寄付をしたいのですが、年金生活ですので、あまりできません(60代女性)

 浜野監督、大好き♡♡♡ また大きい画面で観たいので上映&トーク、お願いします♡(20代女性)

 70代の女性の解放感がまぶしく心に染みわたりました。吉行和子、白川和子が好演。中原早苗とスクリーンで再会出来るとは!最後のセリフ「いやらしいこと」は名セリフ!(70代男性)

 将来の人生に大変参考になりました(60代男性)

 500円でこんな素敵な時間をもらえて幸せでした!ありがとうございました(40代女性)

 映画、監督の話、双方ともに面白かった(60代女性)

 口とアテレコ(?)が合わず不快。コメディ風なところが海外で受けたのだろうか?内容的にあまり興味なし(70代女性)

 特に共感はしないけど、やはり人は何歳になっても人(異性)から愛されたい、関心を持たれたい気持ちはわかります(80代女性)

 年をとることの新しい見方ができた(50代女性)

 年齢を重ねた人たちの生き方を探る面白い映画でした。自分を考えてみたい(60代女性)

 高齢化社会を楽しく、可愛く、愛情深く撮っておられ、とても感心しました。しんみりせず楽しめました(60代女性)

 ともかく楽しく、吉行さんたちのどこか気品のあるところが根底にあるのですーっと入っていけます。老人も若者と同じ欲望あるのですネ。すっかり忘れていました(60代女性)

2015年11月22日(日)
武蔵野プレイス「百合祭」上映&トーク
(主催:共同参画むさしの)
 作品はとても淡々として大人しいトーンの印象でしたが最後の最後のどんでん返しと、監督のハイパースーパーウルトラアグレッシブな姿勢に「良い」衝撃を受けました!
 監督、パワフルですね! すごい!! かっこいい!
 みんなでダンスから、原作にない監督のオリジナル、ということは“肉球みたい”だったアレ、っていうのもオリジナル脚本なんですよね?(笑)
 Questionにおこたえいただき、ありがとうございます!!! 貴重なエピソードをおきかせいただき嬉しかったです。個人的に、とても気に入ったのは、三好さんが白雪姫になっているイメージでした。男女逆転的な図式も、それが全てではないですが、ステレオタイプな♂♀くみあわせへのパンチとしては有効と思います。次作もこれからのご活躍を楽しみにしています。

 性の対象であることで生き生きとしている高齢者たちがそてもステキでした。
 「どんないやらしいことしたか…」というセリフはとてもドキッとして好きでした。
 吉行和子さんの役がこのセリフを言うことが色々解放されとても明るい世界が拓けたように思いました。

 心が開かれるような素晴らしい映画でした。登場人物、みんな好きになりました。
 役者の皆さんが、この映画で演じてることを楽しみ、この映画を監督と制作していることを大切にしていることが伝わってきました。
 吉行さんも最後のセリフは、「いやらしいこと」言いたかった、「ステキなこと」ではなく、と思います。女も男も、若い人も、年令を重ねても、自由に生きる。セックスも生き方も、と思います。
 浜野監督のお話を聞いたのは初めてでしたが、大ファンになりました!!

 浜野先生ありがとうございます!
 “百合祭”の中に、私は女性のエネルギーを感じます!
 たとえ70歳になっても、80歳、90歳…になっても、女性もきっと百合の花のように、綺麗に咲くことができます!
 
 大変面白く拝見しました。凄く自然な流れを感じ、感動しました。

 「年を取れば男も女もないよ」というセリフが特に印象的であった。
 性愛に限らず年齢による社会のタブーは様々な面で世の中を束縛している。
 そのタブーに果敢に挑戦する監督の率直な発言には何故か楽しく、心地よくさせていただいた。
 「年寄りよ頑張れ!」というエールであった。

 2001年制作のこの作品が、老人の性、女性の性を否定する日本で2004年まで上映できなかった。
 印象に残り、共感した監督の言葉「この年になると男でも女でもどうでもよくなる」「シスターフッドで終わらせたい」「当時の世の中にケンカするつもりで作っている」「男が演じさせる女優が日本の女優」「私は変わらないのに生理が終わったらsexも恋愛も関係ないことを求める日本社会」タブー視している全てに挑戦する監督。
 監督が非常に面白かった。

 楽しい時間、ありがとうございました! 

 大変元気をいただく映画でした!
 浜野監督のますますのご活躍を応援しています。

 たいへんおもしろかったです!
 じつはわたしも いやらしい より すてきな の方がいいな…とおもってしまいましたが、トークをきいて、ちょっとなんじゃくだった…とかんじました。

 素敵な映画をありがとうございました。さすが、女性を美しく撮られているなと感心いたしました(えらそうにすみません)。
 最初の音楽の響きが美しく、最後ピアノに変わっていたのも、素敵でした。
 「生」につながる「エロス」のやさしさ(いろいろなものをひっくるめて)をとても楽しませて頂きました。ありがとうございました。

 最後の吉行セリフはあえて、波紋を広げるような言葉を選ばれたのだと納得しました。
 自分だったらどのようにしめるか考えながら見ていました。

 年配の女性の性をオープンにして、こんなこともいいんだと思いました。
 年とっても男性に思いを持つことはすてきなこと、前向きにとらえていこうと思います。

 トークがとても良かったです。
 映画を見ただけでは正直よくわからない部分も多く、消化不良で終わっていましたが、トークを聞いたため、高齢者女性の抑圧や、古い価値観があったことに初めて気づきました。
 年を重ねることの嫌悪感が薄れ、素敵なことだなと思えました。
 監督にたくさんのパワーをいただきました!!

 ジェンダーについて、普段目を閉じている部分(特に自分が)に気付くことができた。
 当然人間だから持ちうる要素について高齢者だったり性とは切り離されがちな人達に対して自分も初めて色々考えることができた。
 元々ピンク映画に接点がなく、このような場があることも今日たまたま知って足を運んだが、良い経験になった。何より監督の考えや勢いを聴けて楽しく面白かった。

 原作読みたくなりましたが、原作より映画の方がすてきな作品なんだなと思えました。
 貴重な機会つくっていただきありがとうございました。浜野かんとくカッコよくて声に力あって元気もらいました。

 今日は観に来て本当によかった!
 映画も面白かったがあとのトークはもっと面白かった!

2009年10月31日
百合祭上映会&監督トーク
〜女も男も自分らしく輝いて生きる!〜
(主催:四街道市男女共同参画フォーラム実行委員会)
 70代を越してでもこんなに自立して交流しながら生きている姿を見て感動した。私の父(80代後半)は、入院して危ない状態なので寝たきりの入院生活をしているので、こんな風に生きれるのが幸せに思えた。生きるエネルギー(性)監督さんのお話良かった。人間は最後まで生きようとできるのだ。(50代・女性)

 とても良かった。なかなか取り上げることが難しいテーマ「老人のセックス」を人間的な自然のアプローチで表現されていて、嫌らしくもなく納得する映画でした。女性監督が取り上げたことがステキであり、それ故表現がやわらかくて、しかもウイットがあってうまいとしか言いようがない。監督さんの考えがわかって話のストーリーが良くみえました。これからの団塊世代の人たちが直面する課題であり、是非、続編を期待します。老後の男は一人でどうしようもないところに追い込まれ、行くとすると「飲み屋」でおさわりするしかない。金のない男は憤死する他ないです。愛でもってされれば最高です。同じようなテーマで「老人の幸せ」を取り上げて欲しい。何が幸せかを話し合いたい。(60代・男性)

 とても楽しく拝見させていただきました。高齢になると、男女の関係というよりも、人間的な交際、思いやりで人生を過ごしたいと思いました。ミッキーカーチスもとても雰囲気があって良かったです。
(70代・女性)

 とても良かった。男は年取ることは健康であればいいことだが、女は年を取ると価値が下がるような風潮がまだまだ残っている今、今日は映画はとても素晴らしく、元気をくれるものでした。
(60代・女性)

 原作も読んでいなかった事もあり、ショックでした。素晴らしい役者ぞろいで、画像も素晴らしく、笑える場面も多く、セリフとして共感できる場面も多かった。ラストについては?でした。監督・脚本家の話を伺い、大きな意味で理解出来た。人と人として(男女のみでなく)お互い愛されたい、理解し合いたいという感情の揺れ(?)が共感出来たと思う。(60代・女性)

 久しぶりで楽しいひとときを過ごさせていただきました。

 男性の性、女性の性も共々考えて、進歩があるのかな、と思いました。監督さんの熱意が伝わってきました。(70代・女性)

 大変良い作品でしたのでよかったです。監督さんは若い方でしたが、考えが大人の事をよく研究した映画だったと思います。とても良かったです。(50代・女性)

2008年10月25日
〜老いらくの愛と性〜「百合祭」上映&監督トーク
(主催:NPO法人「葉月の会」)
 このような映画を作成した監督にまず敬意を表したいと思います。かなり微妙な内容ですが、突っ込んだ内容を堪能いたしました。バックの音楽もピアノのみがよく雰囲気を出していたと思います。ありがとうございました。(70代男性)

 神は土よりアダムを作り、その後、伴侶としてアダムの肋骨からエウアを造り給う(創生期)。男性と女性が惹かれ合うのは神の御摂理、年齢には関係ありません。同性愛、絶対反対。(80代男性)

 年を重ねると単調な生活になってくるのだと思いますけど、何か自分で大切なものを持って生きていきたいです。たとえば花とか映画とか等など・・。(50代女性)

 私も一人で暮らしていますので、さびしい時があり身につまされました。ゲイの気持ちはわかりません。(60代女性)

 年齢がいくほどに、性に対して寛容なのかなと思える内容だったが、そうか、心身共に満たしてくれる対象は人間であれということかとも。近隣でもシングルになる人が増え、交際のあり様も心当たりがあるが、まだまだ周囲の見る目は厳しい様で、それぞれの生き方を認めてもと思うことに直面する事例はある。(60代女性)

 世間で言う高齢者に近づき、日々福祉関係の仕事と家事の繰り返しで、特に変化のない生活を送っていて、身体的には老化の坂を下りつつ頭脳は激減する一途の細胞に、活力ビタミンを頂けた気がします。舞台も変化の少ない場面の中で、監督の表したい考えと投げかけと役者の演技力が融合し、とても意義深く、自分の身に「性」を考えることもない年数を改めて数えてしまいました。私の周囲には、三好さんタイプの男性は全く見かけませんのでとても笑ってしまいましたが、自分の身近に出現したら私はどのタイプの女性になるのかナ、「みやの」さんかナ・・・。今までタブーの所にメスを入れ風を吹き込んでくださった事で、老人に向かうだけの人生に、明るい希望が見えた気がして勇気が出ました。(64歳女性)

 理想的な老い方でうらやましい!(66歳女性)

 始まる前に参加者を眺めました。ご夫婦らしき二人連れが多いのに驚きました。吉行さんよかったです。監督のお話が面白かったです。残って良かった。(70代女性)

 老齢になると男女のラブやラブ行為は避けて通っている傾向にありますが、もっと素直に自然に表出できたらよいと思いました。(70代女性)

 何かいやらしかったけど、ホッとするものがありました。肉球という言葉もはじめて知りました。
(72歳女性)

 あくまでも映画でしかない。(66歳男性)

 年齢を重ねる事は素敵に思います。いつまでも若い気持ちは忘れてはいけませんね。(75歳女性)

 笑いがあって、身近に覚えがあったり、監督さんが女性ならではのストーリーでした。観にきてよかったです。

 女の中の男一人、私がその立場だったら、モテたい気持ちはあっても、トテモトテモ夢物語デス。

2006年3月11日
浜野佐知監督作品『百合祭』上映会&講演
(主催:リリィ・ピンク・プロジェクト)
☆★『百合祭』アンケートより★☆
 今まで見たことのないすばらしい映画でした。人間そのものを表した内容。高齢社会の今日、今後もすばらしい人々に感動を与える映画を是非つくって下さい。(男性)

 50代ですが性については全く感心はないです。70代であんなに女性として輝くなんてありえないと思います。主人とは見合い結婚で恋というものに出会えていないせいか、冷静に見ました。恋というものに真剣になれる相手に出会ってみたい。そうあるためには自分をもっとみがかないと。 

 年をとることに子供のころから恐怖心があったが映画をみて希望が出てくる気がした。(30代・女性) 

 日本の男性はつれあいの女性をホメない。三好さん(ミッキー・カーチスさん)みたいにとは言わないけど、もっとほめよう。(30代・女性) 

 特にラストシーンに至る部分が好き。60歳ですが、これからが人生の華と思ってとても希望が湧いた。(女性) 

 この映画のように何の苦労もなく楽しく暮らせる人たちは幸せだ。今の世の中、もっと老人にとってつらく厳しい生活があることを知って。 

 20代と30代の性の段差は感じたことがあるがそれ以降はまだ未経験。これからもどんどん階段を登っていくんだなあ、と考えさせされた。それにしても、男は先に死ぬ、というのはもうてんでした・・・・。(男の方が、大人になるのが遅くて、ふけるのが早いとは思ってたけど・・・。(30代・女性) 

 こんなこともありなのかな・・・と感じた。・・・・・そういうときめきは自分自身がその立場にならないと理解出来ないのかも。自分には違う意味の人生の楽しさがあり、映画には批判的な面も残った。(女性) 

 「いやらしいこと」に一票!! 女に「性」を取り戻す戦いは果てしない。(20代・女性) 

 いや〜、すごくおもしろかった!ここまでオモシロイとは正直言って思っていなかった。東金までわざわざ来て本当によかった。浜野監督大好き!(30代・女性)

☆★ピンク映画参加者の感想★☆
 「前空いてますよ」と 声かけられ一番前の床に座りいわゆるかぶりつきで見た。まず東金ではありえないほどの大盛況で 旧道をその時間に通った車の方はびっくりでしょ! 老若女女がなぜだか揃って待っているのだから・・・。 

 今日一番はこの映画を撮影した浜野佐知監督のすっぱりと軟弱な男を切り落とすお話が楽しかった。「ピンク映画を男たちにまかせておけない!!」 。実に頼もしい、実に爽快である。その通りと拍手! 

 幸せなHの為にやはり努力は必要、 たまには浜野監督のピンクを夫婦で見ましょう! 

 初めて見たピンク映画 、エロい、かなりぬれ場が多くて途中でくらくらしてきた。大きな画面でHなシーンを見るとなぜか体力消耗…。終わってから一緒に見てた人妻たちとおしゃべりしたんだけど、ピンクのあとだったからいつもなら話さないような話が沢山出てみんなにとってかなり衝撃的なイベントになったみたい。

2006年3月4日
「百合祭」上映会(主催:NPO法人さっぽろ自由学校「遊」)
 とにかく面白くて笑えた。(30代・女性)

 もっと、激しいシーンがでてくるかと期待(?)していたが、どぎついシーンがなかったので、拍子抜けした。(30代・女性)

 セックスがあまり好きではない。激しいシーンがあったらイヤだなあと思っていたが、なくてホッとした。(40代・女性)

 「おばあちゃんは、こうあるべき」という、固定観念、刷り込みがいかに強力かということに気がついた。祖母への見方、関わり方が変わりそう。(20代・女性)

 老人介護の施設で働いていた。性の問題は日常的にある。当たり前のこと。(50代・女性)

 老人介護の施設で働いている。触ってきたり、抱きついてきたりする人がいるけれど、はねつけたりしないで受け止めるようにしている。人の温かさに触れるのは大切だと思うから。だけど、職場内では、「あなたがそんなふうだから示しがつかない」などといわれることもある。職場内では、性をけがらわしいこととして、押さえ込もうとする人もいる。(20代・女性)

 「いやらしい触れ合い」「下心のある触れ合い」ではなく、人間としての温かさを求める触れ合いもある。それはとても大事。(40代・男性)

 「いやらしい触れ合い」「下心のある触れ合い」も、あってもいい。生々しい「性」の問題は、年をとってもあって当たり前。(50代・女性)

 ミッキー・カーチスが演じていたようなおじいさんが、いかに自分の生活に入り込んでこないようにするのかが課題、と1回目にこの映画を観たときは思ったけれど、2回目の今回はそんなことは一切感じなかった。楽しめた。(50代・女性)

 ミッキー・カーチスが演じていた役のように、周囲の女の子をほめたくなる。が、女の子にひかれてしまうので、その気持ちを普段は押さえ気味。ミッキー・カーチス役にとても共感する。(20代・男性)

 年をとるのが楽しみになった。人生これから。(30代・女性)

 なぜ、一般の映画館で上映されないのだろう。この映画を観たい人はもっとたくさんいそう。(30代・男性)

2006年1月7日
アイセルシネマ館 in 清水(主催:静岡市女性会館)
「百合祭」上映と浜野佐知監督のトーク
●映画について
 吉行和子を始めベテラン女優さん、またミッキーカーチスのダンディぶりよかったです。(50代・女性)

 高齢者の性がいやらしくなく自然な欲求として描かれ嬉しく思いました。人のあたたかな感触はすごく大切だと思います。(60代・女性)

 人間の本能としての性愛は人のぬくもりを求め合う意味で自然なこと。今の映画に感動しました。(60代・女性)

 自分のこの先を考えました。笑えたり、不安になったり?久しぶりに考えた笑いを感じました。(50代・女性)

 一人ひとり老いは間違いなく来ます。そんな中で誰とでも遊びに学びに、ほどほどに出来れば人生は最後まで楽しいのではないかしら。そんな人たちと一緒に過ごしたいですね。(60代・女性)

  高齢になること(年を重ねること)はおもしろいんだと思った。(30代・女性)

  何となくほほえましく、観終わって元気になれる。老人看護とは、また程遠い内容が新鮮だった。(50代・女性)

 年をとるということも少し楽しいこともあるかなと希望が持てた。(50代・女性)

 おかしい様な、せつない様なで、とても感動しました。まだ一緒に来たかった人もいるので、もっと大勢の人に見せてあげたいと思いました。映画館などで上映できたら良いのにと感じました。出演した方々が素晴らしい(演技が)です。(60代・女性)

 本当にすばらしい映画でした。年老いても若さを忘れないことが、生きている証と思います。私は今、78歳です。(70代・女性)

 ユーモアの中に人間の本性をうまく表現し、これからの長寿社会に対する問題を提起している。(60代・男性)

 男をめぐって女同士の対立になるかと思いきや、予想を見事によい方向に裏切ってくれた。欧米映画には、たくさん女同士の友情、愛情を描いたものがあるのに、日本では皆無。女の愛は男のみに向けられるのではない。心が近くなれば、からだは自ずと追いついてくるもの。女同士の愛情を表現する日本映画の出現を期待しています。(50代・女性)

  女性は成熟しても、男性はなかなか大人になれない。キャスティングがとても良かったです。(50代・女性)

 チラシで期待した以上に楽しかったです。ラストも良かったと思います。(40代・女性)

  性は“生”の原動力のひとつであること。それが男性だけでなく。要はスキンシップ。大切な安らぎを得られることが、性から遠ざかると思われている(或いはタブー視されている)。高齢者世代が描かれ、生きていくことの要かなと考えさせられる映画でした。(50代・女性)

 高齢者の性愛を笑いの中に描いている。楽しく年を取れると希望がわいた。(50代・男性)

  人の心の根っこにある思いを正面からとりあげ、年齢のワクなど吹っ飛ぶストレートな描き方と笑いに昇華させていくユーモアがよかった。(50代・女性)

  キャストがすばらしかったです。ミッキーさんステキでした。(50代・女性)

  障害者や高齢者のセックスに嫌悪感を抱く人とかが不思議でした。この作品はふつうに当然のものとして扱っている感が良かった。濡れ場なんて超セクシーだったし。こっちもむらむらしそうなくらい。アパートや俳優さん達も皆さん素敵でした。キャスト最高〜♪年齢だけじゃなく性までぶち超えて、さっぱりといやらしくて、大好きな作品です。全てがそれ以上でもなく以下でもなく、映されていると感じました。大好き!(10代・女性)

映画を楽しめました。吉行和子さんの足が美しくて驚きました。性エネルギーの方向をどう向けるのかの一つの方向を見せてくれたような気がしますが、よくわからなかったような気もします。私の今後の課題とします。(30代・女性)

  生きていることは愛すること、愛することは生き生きと生きること。楽しく生きること、生きていてよかったと思うこと。生きる力を、愛する力をもらいました。(60代・女性)

 勇気を持ってはだかになろうと思った。(60代・女性)

 人生前向きに生きることに感動しました。(60代・男性)

 私たち夫婦と同世代を取扱い、共鳴するものあり勉強になった。妻が73歳、小生78歳要介護5。老人の介護をしている夫婦の性生活の描写も取り上げたらと思う。プレイボーイの老人の法的セイサイは?(60代・男性)

 「尾崎翠」も拝見しました。とても斬新なテーマの映画でした。老人の性愛、女同士の愛、肯定していますが、肉体的な同性愛もあっても良いこと、新しい発見でした。(60代・女性)

 私もまもなく66歳。非常に示唆にとんだ内容で申し分なしです。(60代・男性)

 世話になっているのでなく、一人々ずっと元気に暮らしているところがよかった。みんなに見てもらいたい。女同士は、自分はやっぱし友達のみだなぁと思う。(50代・女性)

 私の気持ちと同じ映画で感動しました。最後の女同士のキスは絶対嫌だと思います。友情で終わってほしかった。女性はほとんど、あそこまで行きたくないと思っているのでは。(60代・女性)

 考えようによってはありがちな卑俗になりがちな映画ですが、からっと明るくていい。皆さん役上手。最後の意味がわからなかった方もあるかも。(60代・女性)

 ラストシーンのホテルでの出来事はセリフだけで良いと思った。どこかで歯止めをかけないと、行き着くところまで行ってしまうように思う。でないとファーストシーンでの正しい日本語を引越し屋のにいちゃんに正すというところが死んでしまう。(50代・男性)

  今までに見たことのない映画。(60代・男性)

 あんなことで人生満足かな? 心の持ちようか? 学校でセックス問題を若い時から教えるべき。(60代・男性)

 百合が女性の心を暗示していたのがよかった。何か三島由紀夫氏や谷崎氏のエロティシズムを感じた。アパートでの灯りは昔の日本的(男社会)で、最後のホテルの灯りは現代日本(男女平等になりつつある社会)。明るさのコントラストが印象に残った。学生の頃に読んだ小説の世界がよみがえってきた。(30代・男性)

 男も女もあきらめる結末、生き方についてもちょっと不満。でも、これはこれでおもしろかったです。(50代・女性)

  三好サンのような、いわゆる「エロジジイ」はぞっとするので、その分がマイナス。世の男どもが「三好サンのような男を女たちは求めている」と勘違いしないように祈ります。リップサービスはいいけれど、それ以上は…。誠実さがほしいナァ。(50代・女性)

 年をとれば何でもあり。女でも男でも、人生楽しくやりましょうって感じ。(60代・男性)

 性をリアルに、しかもオープンに描いていて、それが70代以上というのがすごい。いけないことと隠されてしまいがちなことをオープンにしてラクになる。許したり受け入れることは、歳とともに軽く楽しく生きていけることなんだと思った。(50代・女性)

 高齢者の女性の性について、よく描かれていると思いました。女性の心理をよくつかんでいる。やはり女性監督でなければ、この映画が出来ないと思いました。(60代・女性)

●トークについて
 静岡出身と聞き、すごく親近感を持ちました。お話くださること、ひとつひとつ納得させられることばかり。素晴らしい映画をありがとうございました。ぜひ、パートUも。なお、今回の再上映も希望します。(60代・女性)

  ザックバランにいろいろお話下さり、すごく共感を覚えました。ありがとうございました。(60代・女性)

 今までにない映画を見させて頂き、すごく共感を覚えました。ありがとうございました。(60代・女性)

 静岡市出身ということもあり、とてもお話がおもしろく、また、映画の出演者の人たちのことなど話され、さらにおもしろく感じました。(60代・女性)

 本音で爆笑の楽しいトーク。静岡出身の監督としておおいに翔いて頂きたい。(60代・女性)

 おばあさんと言われたくない。おばあさん、がんばれ!うれしい言葉ですね。(60代・女性)

 「百合祭」の製作過程がよくわかった。女性監督の必要性をすごく感じた。(50代・女性)

 ざっくばらんなお話は、いろいろなことを(今までと違ったこと)考えさせられました。こういう映画をもっと作って下さい。友達大勢に聞かせてやりたいと思いました。(60代・女性)

 お若い監督でおどろきました。内容を見せていただき、非常に細やかに見ておられるのに、ご苦労がうかがわれました。(60代・女性)

  こういう映画、もっとメジャーに普通に街の映画館でやったらいけないの? これからは、こういう問題、どしどし表に出していいんじゃない? 若者たちに受ける映画だけでなく。カントク、頑張って下さい。次回作、期待。(50代・女性)

 女性監督としてのお話はとってもおもしろかった。日本の女性観。(50代・女性)

 小説を超えた。女性が彩りを取り戻したという映画。サンゴのかんざし、色つきの服、シルクのネグリジェなど。日本の男性も意識を(男らしさでなく人間らしくに)変えるべきではないかと思います。(50代・女性)

  私も数少ない女性大工という仕事を選んで生きてきたので、監督の歩んでこられた道の大変さを想像できるような気がします。ぜひ、日本に生き残って後世に残る映画を作って下さい。応援します。(50代.・女性)

  話を聞いてなるほどと思うのと監督の勇気がすばらしいと思った。(60代・男性)

 とっても楽しいトークでした。50代に突入した自分の性愛のフタを自分から閉めようとしていました。もっと楽に、楽しく生きていけそう。監督の小さい頃からの話の中で、違和感を大事にされたことがわかってよかったです。(50代・女性)

 お話を聞いていかに男性中心の世の中であることかわかりました。だから同世代の私は生きにくかったですね。私がおかしいのではないと実感できて良かった。(50代・女性)

  映画がほんとうに好きな監督のお話は楽しく、作製途中の苦労とか楽しさがよくわかりました。聞いていて気持ちがいいお話でした。(60代・女性)

  映画製作に関わる話、監督の視点の形成過程を伺え、より深く味わえた。国際評価の話では感動!娘たちにもぜひ見せたいです!!(50代・女性)

 話がとても楽しかったです。笑っているうちに朝になりそう。向かい合って近くで話してみたい。(60代・女性)

 今までの男性社会を女性優先に正直に話して下さいまして、とても勇気がある方。ぜひ、これからも頑張って下さい。自分自身も勇気を持って正直に楽しく生きたいと思います。(60代・女性)

 日本の男性社会からの性への固まった考えが支配していること、双手を上げて同感。それが男性の高齢者の自分の首をしめていることに、男性が気がつかないのかと不思議に思う。(60代・女性)

 最高!でした。腹筋と顔筋が笑いすぎて痛い…。なんで問題作なんだろう?と思ってたけど、お話をうかがって、色々な反応があったんだーと納得。でも「老人の性」だの抜きにしても面白い映画だし、そんな先入観で見なかったり、楽しめなかったらもったいないですね。(10代・女性)

  新しい生き方を映画だけでなく通訳して下さったようで、とてもわかりやすかった。(女性)

 大変面白かったです。ラジオ深夜便に監督が出られた時に初めて知りました。私も城北出身なので、こんな先輩が居てうれしく思います。(30代・女性)

 明快で楽しいトークでした。“性”って生きるエネルギーなんだと思いました。いくつになっても大事なんだと感じました。「だれかの為でなく、自分らしく生きる為に生きる」いい言葉ですねっ!!(40代・女性)

  一人の女性として楽しく幸せに生きることへの力強い後押しになりました。パワーをもらいました。これからもすばらしい映画をつくって下さい。(60代・女性)

  私は30代なのでわからない部分があるが、性とは欲の一種であるのだろうか? それとも歳をとると、性とは欲の外側にあるものだろうか? 内側にあるものだろうか? どうして男は頭がかたいのか? どうして女は自由な発想があるのか? 女性・女性というだけでなく、男性・女性ともに協力し、楽しむべきだと思う。30代、40代の人が年をとったら社会が変わり、男性の方が小さくなるかも。(30代・男性)

 心意気、性!同感!「黒めがね」なしの「素顔」を拝見したいです。(60代・男性)

 映画だけではなく、監督の話で、より映画の内容を深く知る事ができ、味わいが増しました。吉行さんの話とか、海外での反応の話とか…。高齢者にとっても、性愛は生きる原動力ぐらいの思いで観に行ったので、監督のお話を含めて、感動モン!でした。役割にとらわれない“私としての生き方”の延長線上に、閉経後の生殖から開放された“私の性”があることを、あらためて認識。性に限らず、手を握るとか手を肩に触れるとかチョッとしたスキンシップが、人をより身近に感じさせ、安心させますモンね。質問させていただいた答え、安倍川の橋の下の在日の方々への差別のお話に納得…。ローカルな環境について伺え、監督を身近に感じました。(50代・女性)

2005年9月3日
札幌市男女共同参画センター
「女と男のトーク・セッション2005『百合祭』シネマ&トーク
 強烈で新鮮な内容でしたが、キャスティングで抵抗なく観れたと思います。(50代・女性)

 現実にありそうな?なさそうな?暖かい気持ちが流れました。真に自分をさらけ出せる友人は必要である。年とともに男性が少なくなる現状ではこのアパートの暮らし方はなかなか理にあっているなと・・・。(60代・女性)

 残り少ない人生の生き方を大いに参考になりました。これからも前向きに生きて行きたいと思います。大いに勉強になりました。浜野さんと金子さんのトークは今後の生き方に現実的に詳しくお話され、あまり外に出ない小生にとって出席し有意義でした。ありがとうございました。(70代・男性)

 私は24才女です。今まで高齢者の性なんて考えられないと思っていました。特に女性は出来なくなる、そういうふうに思わなくなる、と思っていました。しかし、今日の映画を観て考えが変わりました。男性は若い女性が良いものだと思っている人が多いと思うが、その考えを男女とも変えていったら、すごく楽しい社会になるだろう。(20代・女性)

 男と女しかいない世の中、形(年齢)がちがってもいても、病におかされて床についていようと、死ぬまで男であり、女である、灰になるまで・・・と昔から伝えられているけど、いい男、いい女、美しく生きる、美しくとは何か、生きるとは・・・、とてもいい事柄にテーマをむけていたと思う。味わい深く観ました。(60代・女性)

 70才を過ぎて初めて観たストーリーの映画でしたが、不思議とイヤラシサがなくて、すんなりと観終えました。 トークは昔でしたらとんでもない話でしたけど、現在はとてもよく
分るお話で身に沁みて聞きました。いくつになっても身ぎれいで女でありたいと思いました。(70代・女性)

 どのようなトークセッションか楽しみにしてきました。「百合祭」はこれからの私の参考になりました。とてもいい映画でした。これが現実かも、なんでもあり、良い意味でも淋しくない老後を見つけたい。私は今、ババハラスメントと戦っていますが、前向きな人は年齢じゃないと思っています。それと同時に男との関係も自由であると思います。(50代・女性)

 とても楽しかったです。勉強になりました。まだ20代ですが、今日が私の誕生日で、字は違いますが名前がユリコといいまして、ポスターを見た時、何か私を呼んでいるような気がして、ぜひ行きたいと思ったのです。きっかけは単純ですが、今後の生き方を考えさせられました。ありがとうございました。(20代・女性)

 女性が描く性に興味があり、今回参加しました。私はまだ20代なので、自分でも驚くほど高齢者にとっての性は受け入れにくいものでした。今まで全くその存在を確認していなかったからだと思います。でも観た後のトークと、金子先生の資料によって少しずつ理解が深まり、最初の違和感は薄くなって行きました。多数派の性愛しか受け入れられないのはなんて世界がせまいんだろうと感じました。それに今気付けてよかったです。(20代・女性)

 今日はとても有意義な時間でした。「自分は年齢だから」と全然性のことなんか考えられず結婚した人だけという考えでした。今一人になってこの会場に来て少し新しい考え方を持とうと思うことが出来ました。なんか明るい世界が拓け、健康な体で気持ちを若く前向きに生きようと考えられそうです。このような性にはっきりした話を聞けたのは初めてでした。気持ちがなんか楽になった感じがします。ありがとうございました。(70代・女性)

 美人ベテラン女性たちで楽しかったネ。カメラアングルも上出来! 年金のゆとりある70歳代以上の世代の一人暮らしの男女の(設定の内容はアパート)ストーリーあるが、どうもそこらの人間の生活とはかけ離れている! 50代位かと思うほどである。考えて見ると、相手のある家庭が欠けている(話相手)世代はどうも精神的にも趣味や生きがい(商売屋も入る)で仲間がないと暗いと思う。このストーリーにはムリがあるが(高齢すぎる・男性にこんな方いるだろうか?女性たちもさばけすぎている、ムリ)、夢の中の世代を考えない美しさは憧れでもあるネ。(60代・女性)

 観てよかったということと、トークショーが素晴らしかったというのが実感です。普通の家庭においてさえ対話の少なくなった主婦としてこれからどのような形で生きていくべきか示唆を受けました。高齢者の増加の中で自分を考えるような機会を持つことがまだ必要な気がしました。また、金子先生のポイントも大いに参考になりました。感謝の時間でした。(60代・女性)

 SEXの後は「いいホルモンが分泌されたね、またしばらく1〜2週間血液さらさらだねー」と主人に言います。育児大変だし、夜はのんびり静かにしていたい、夜中遅く帰宅してパソコンしている主人の素足に自分の足をすり合わせて肌のふれあいが気持ちいいなーと思って暮らしています。SEXはちょっと面倒くさいけど、終ったあとはやっぱり「薬」だと思う。SEXレスで過ごしていたある日、主人が台所を通るたびにお尻を触るようになって、「今日からセクハラ痴漢することにした」と言った。痴漢はすぐ終るし楽チンだしそれが気持ちよかった。(30代・女性)

 過去のしがらみにこだわりをすてて今後の参考になりました。15年間のチョンガーア。(70代・男性)

 映画は思ったのと違うストーリーで一寸びっくり。最後のシーンは時代の先取り。本当に仲良しの人がいて、男と女でなく理想の生き方では、と思いました。ババアー万歳、楽しかったです。原作読みたくなりました。(60代・女性)

 高齢化社会の生きがいの構造4点セットに健康と金銭的余裕が入っているが、加齢・高齢に伴って健康が衰えるのは明白、金銭的余裕のある層も限られてくる。故に、真の生きがい構造を考えると、障害・貧困の中で親密な他者(関係)をどう見つけていくか、作っていくかが大事だと思う。浜野監督の話は非常に面白く、刺激的であった。(60代・女性)

 自由になる。行動、物の考え、異性に対しても自由になる。70代・80代になっても、よく効く薬に出会う楽しさがあってほしい。(50代・女性)

 ちょっと期待はずれでした。現実の問題からはかなり遠い世界の話に感じられた。(40代・女性)

 いくつになっても自分が「こうあるべき」でなく、「どうありたいか」を正直に自分に問いながら生きていっていいんだよね、という肩の力の抜けた温かなメッセージをもらった気がします。「親密な他者」は必ずしも私にとっては性愛を伴うものではないけれど、性も含めて自分の居場所のある関係が築けたらいいと思いました。(50代・女性)

 老人になっても楽しく元気で生活していけることを教えてくれる映画で、大変参考になりました。昔に比べて男女間の壁がなくなり、一緒に遊べる時代になりましたが、まだまだ世間の見る目が厳しいものがあると思います。男女参画の機会を増やして、男女が真の意味の仲の良い友達になれる世の中にしたいものだと思います。(60代・男性)

 女性の言いたい思っていることを見事に描写されていて、何か見極め気持ちがすっきりとした。性描写もさらりとしていたし。女性の方でないと撮れなかっただろうし、厳しい目で据えているいるなぁと。今後のご活躍とまた、新作を楽しみにしております。(50代・女性)

 面白く観ました。4つの生きがいの構造参考になりました。自由に私らしい生き方考えていきたいと思っています。又、今日のようなテーマの映画があったら観たいと思います。(70代・女性)

 生まれて初めての映画で感動を受けました。まとめると浜野さんの通りだったと思います。続けて下さる事を期待しております。(70代・女性)

 高齢者にもこのような世界があり、自分にも類した生き方が出来る可能性と、人を見る目も変えていかなければと感じた。(60代・女性)

 とても楽しく鑑賞しました。今後、自分の身にもまちがいなくやってくる老いに、このように楽しく、強く、助け合っていけたら最高と思いました。(50代・女性)

 百合祭、中々面白かったです。私も60代半ばとなりますので、どこか映画のようなアパートがあれば入りたいと考えておりました。同性でも良いから一緒に歩いてくれる友人がとても必要だと思いました。(60代・女性)

 映画を拝見しまして、近未来の図かしらと思いました。男性がいませんかね、周囲に・・・。魅力ある男性がたくさん生き残ってほしいとも思いました。三好さんのような男性。これからを考える、その提案がよかったです。ありがとうございました。(60代・女性)

 これから年齢のことを深く考えずに人生を気楽に自由に生きたいと思いました。(60代・男性)

 生涯を通じ、恋心を持ち生きていくのは大切かなと思います。恋心は若々しさを引き出してくれると思います。おもしろい映画でした。これからの老後も楽しいことでしょう。トークもおもしろかったです。ただひとつサングラスが・・・。浜野さんにお伝えください。サングラスは聴く人たちに大変失礼だと思います。せっかく顔を見たいのにサングラスでわかりません。サングラスははずしお話してください(イメージダウンです)。(女性)

 気持ちがよくて元気が出ることなら人生なんでもあり、共感。自由な性愛は目からウロコでした。よく効く薬? 自分はどんな薬が効くのだろうかと刺激を受けた。トークで思ったこと。女性の目で自分から選ぶという意識は正にこれからそうなりたいと思っていたので67歳ですが、今日は最高!(60代・女性)

 いやぁ、「そう来たか!」というラストでした(想像域を超えてました)。正直ドキッとはしましたが、でも束縛されない、もっと自由に考えてもいいんだよ、ということを指示されたようで、構えずに老後を迎えられそうです。それにしても監督のお話、すっかりおもしろくて、もっと伺っていたかったです。学者さんと現場の方との対談というのもいい組み合わせですね。(50代・女性)

 原作も読ませていただきましたが、映画の方がとてもコミカルで納得性があったと思います・・・!! とても楽しく前向きに明るく観させていただきました。こういう時代の背景として、今後どのような高齢者の恋愛もあり得る可能性として良いのではないでしょうか? ミッキーさんの存在を通して、あんなにアパート中の女性陣が、表情が生き生きとし、心もときめいて喜々としている姿にはすばらしいと感じました! とても参考になり感謝です。
ありがとうございました!(50代・女性)

 「百合祭」を観て本当に良かったと思いました。今、50歳、これからの人生を考え始めていた今日このごろでしたので、今すぐ上手に言えませんが、自分自身の発見はありました。大変これからの参考になりました。豊かな人生を送るために! 自分らしく!(50代・女性)

 BGMが美しく心に響き、おとぎ話のような楽しい映画でした。以前にこの映画のことを新聞で知っていました。私自身50歳でシングルとなり(夫は病死)ましたが、スキー、水泳、山歩き、英語の勉強などをしていてさみしさを感じることなく子供が独立して一人っきりの生活を楽しんでいます。3年ほど前、ある男性に出会うことがありましたが、3ヶ月ほどで相手の心のうちが分りました。今はグループで同級生の男の人たちとお酒を飲んだり、号泣したり楽しんでいます。夫が生きていても、肌をふれあっていない友人が回りにたくさんいるんです。(60代・女性)

 おもしろかったです。原作になかった最後のシーンが「・・・そこに行くの?!」と思ったけど、トークの中でその意味が分りました。“エイジングハラスメント”をはね返す力を持って、自分の生き易い道を見つけて選んでいきたいと思いました。監督の明るさが良かった。(40代・女性)

 「人は枯れない、女も枯れない」は50歳の誕生日目前にした私のこれからの人生にとても大切なメッセージと受け取りました。女優さんたちが美しすぎて一般化できにくいと感じました。そんなに美しくないけど、どこか魅力的という女優さん(藤山直美さんとか)などがいたらもっとよかったかなと思います。(40代・女性)

 素晴らしい女性監督がいたことに感動、活躍を見守っていきたいと思います。(60代・女性)

 来てよかったです。すごくおもしろかった。浜野監督の人柄が良かったです! 「老後になったら何でもあり」というセリフがありましたが、老齢に至るまで女はどういう生き方をしたらよいのか?と考えてしまいました。(30代・女性)

 すばらしい企画でした。札幌から2時間かかりました。わが町の皆さんに観ていただきたと思います。これからも女をしていきたいと思います。(60代・女性)

2005年8月26日
大泉町教育委員会生涯学習課主催『百合祭』シネマ&トーク
 セミナーの学習の中で映画鑑賞が出来ることはとてもうれしく思っております。この映画の中で私と同年輩の女性たちが映し出されているところを観た時、生きていればこそ楽しい事もうれしい事も、男性の前では自分を美しく見せたいと胸をときめかすのが女性であると思います。やはりいくつになっても、性へのあこがれというものはあるのであって、これから私も美しく年を重ねて行きたいと思います。とても素晴らしい映画に出会うことが出来、どうもありがとうございました。

 私は50才を過ぎたばかりですが、老後をどう生きるか? という事は考え始めたところです。ですが、今日の映画のようなテーマは考えたことはありませんでした。女性セミナーならではの映画を見せていただきありがとうございました。監督さんのお話もとてもよかったです。

 道なき道を開拓していらしゃる方のお話を聞くと刺激になります。エネルギッシュな監督のお話に元気をいただきました。ありがとうございました。映画の中では「良く効く薬をもらったような気がします」という言葉が印象的でした。

2004年10月18日
NPO法人なはまちづくりネット主催「百合祭」シネマ&トーク
(うないフェスティバル・プレうないにて上映)
 いくら男が少なくなったからと言って、最後の部分は納得出来ない。でも、考えさせられた。(40代・男性)

 「自分らしく生きる」が良かった。(30代・女性)

 楽しく見させていただきました。(40代・女性)

 20年先行く人達は、あの時、あの出来事で自由になったのですネ。私達は、どんな事件で自由になれるのかなと思いました。(50代・女性)

 思いがけない展開に少しびっくりしました。(60代・女性)

 う〜ん、不完全燃焼という感じでしょうか・・・。でも、扱われたテーマは興味深く、世に送り出してくださったことに感謝と尊敬を表したいと思います。(40代・女性)

 素敵に年を重ねていけそうな気がした。(50代・女性)

 家に帰ってもう一度じっくり考えてみたいと思います。ちょっと頭の整理が出来ていません。(40代・女性)

 淡々とした中に現実にこんな事ってあり? って感じですが、あったら面白いなあと思いました。(40代・女性)

 老人の性をコミカルに描いていて、とても楽しい映画だったと思う。(50代・女性)

 Happy End で楽しかったです。未来に希望が持てますね。(40代・女性)

 「節度」の面で受け入れられないものがあった。将来的にはわからないけど、現時点ではやはり納得出来ませんでした。(50代・女性)

 とても豊かな気持ちで会場から出てきました。(50代・女性)

 とても面白かったです。「百合祭」をありがとう。(40代・女性)

 年齢に関係なく、男、女が求め合っているのは共通。(70代・男性)

 興味深く見せていただきました。男と女だけではなく、女と女も暖かで繋がりつつ生きていくということでしょうか。(50代・女性)

 とても考えさせられる内容でした。(50代・女性)

 女、男というより、一人の人間として生きる大切さを感じました。また、性の表現、良かった。きっとみんなそういう想いを押し殺しつつ、老人も生きているのでは。(40代・女性)

 意外な展開と結末でした。でも、「老人」という見方が変わったように思います。いつまでも「人」なんですよね。ある年齢から、いろんな役割を負い、その役割を演じる・・・というか、こなすことが大切になるけれど、それはさておき「人」なんだなと感じました。(30代・女性)

 笑えました。「年をとっていくと男も女もない」。「うーん」、よくわからないけど、「いいなー」。「よくきく薬をもらったよーな」と言った吉行和子さんの言葉が、男とか女とかSEXとか、そんなことを越えたところの、楽しく生きる、心地よく生きる、ってどういうことか考えました。(40代・女性)

 なかなか人に言えない、また口に出せないテーマを、スンナリと、またコミカルに描いてあるなと思いました。私にとっては将来(近い?)多分考え、また悩むであろう、しかし、相談できないような内容なので、早く、こういった形で考える機会があって良かったと思います。出来るなら、今のパートナーと健康でお互いいろいろ話し合えてよい関係を保っていきたいと思います。(40代・女性)

2004年10月16日
クレオ大阪北「ビデオシアター“百合祭”〜老いゆく女性の性と愛の物語〜」
 現実的ではないが、女性心理を上手にとらえてあって全く嘘とは云えない自分の心もあるのに気づかされる。

 生活感としては経済的に恵まれないと、あの様な生活が出来る人が少ないのではないだろうか。

 男性も老いている女性に関心をもつべきという感じはあった。世の一般的考えとして、若い女性をめでる考えが多すぎる。老いても魅力的でありたいと思います。

 白百合にシンボル化された女性の心の世界の展開を、とても予想外だっただけに、興味深く鑑賞しました。性を超えた人間としての絆、つながりを何より求める心の動きをよく表現していてよかったです。

 私も今年一人になり、人肌恋しい気持ちはよくわかりました。

 年をとれば男も女もなく、性に関して自由に欲求を満喫してもいいものなのか? 最後の同性愛には驚く。

 内容がよくわからなかった。混乱した。

 ビデオもよかったが、参加者の方々のいろいろなご意見が聞けてよかった。

 普段話さない老人の性を本音で語って下さった様に思います。

 社会の枠組みをはずし、自由に親しみのある生活を送れたら幸せです。

 高齢者のおとぎ話でした。

 健康でなければ何も出来ない。本当に男性に言い寄られたらすぐあのようになるのか不思議。まり子アパートの住民は少しかわっているように思えた。

2003年11月2日
宇治市男女共同参画支援センター主催「百合祭」シネマ&トーク
 監督の「女性に伝えたいメッセージ」と精力的につくられたことは、すごくインパクトを感じました。でも少し嫌味のする所もありました。隠しのない“女の性”がよく現れていました。

 非常に観にくく、こんな形では観ない方がいいかと思う位だったが、監督のお話でカバーしてくださった。年齢を越え女性の性愛に関心があるし、そういう相手もいるが、根底に自分の中に男性の都合のいい女である部分を否定できずドキリとしている。監督が原作を超えられたものが「同姓愛」というのは一つのモデルだろうが、「そうかい?」とちょっと納得しにくかった。反面、羨ましいのは非現実だからか。三又、四又なんてプライドには拍手。でも逆はやれそうです。(60代・女性)

 素晴らしい内容でした。また自分を見つめる機会を与えてくださった。この映画はいつまでも心に残ると思います。受身だけではない、自分から選んだ男性と健康的な性を喜ぶべきだと思いました。ありがとうございました。さわやかな気分です。(50代・女性)

 女性監督ならではの、ありのままの性の表現が新鮮でした。「百合祭」という題の意味が映画の最初と最後の表現と共にじ〜んと心に響いてきた。原作を読んでみたくなった。

 老いて行く悲しい映画かな?と思っていたのですが、とても明るい内容でした。男と女って若い人も人生積んでいる人も同じなんだろうかと思いました。子育てと家事に手一杯で最近の私は人間らしさを忘れていたように思いました。ラストのシーンはレズっぽくて私には理解できません。実際にそういう人がいるとびっくりしてしまうと思います。何もレズっぽく終わんなくてもいいのに・・・。

 吉行和子さん大好きです。ぜひまたこういう機会があるのを待ちに待っています。とても美しくフワッとした画面でこころよく拝見させていただきました。どうぞお元気で頑張ってください。ありがとうございました。

 老人ホームの中では、日常生活での深いテーマになっています。

 2回目を観て、さらに感動しました。子供も大人も未婚も離婚も女性も高齢者も単身者もみんな自分の性を楽しめたらいいなと思います。いい企画でした。

 今日からファンになりました。これから応援します。いい映画をつくってください。次回は(浜野監督がつくった)ピンク映画を観てみたいです。

 女性の声を代弁してくださっていると思います。内容については老人ホーム勤務経験から予習、復習の感じでしたが・・・。でも、良かったです。レベルの高い映画で感動しました。

 性の問題をいやらしくなく楽しく描かれていて良かったと思います。ボケ老人の特に男性のことは“色ボケ”で困った話はよく聞きます。

 素敵な映画でした。ごく自然に観ましたが、確かに三好さんのような男性は少ないと思います。今後もこのような映画を撮ってください。

 死ぬまで自分らしく生きる。賛成です。(60代・女性)

 映画の大好きな私は「無料だ」ということだけで参加しましたが、とてもよかったです。特に死んだ人が語っていくというところが良かった。それと、これを観て「固まってしまう男性」がいるというのも驚きでした。

 男性よりも女性の平均寿命が長いということを考えても、死ぬまで豊かな性愛を育むパートナーである男性を見つけるのは困難になるだろう。まして女性を身の回りのお世話係として求める男性より、それぞれが生活自立が出来たうえで共に生きようとする女性同士のカップルは、これからもきっと増えるだろう。

2003年10月5日
帯広市教育委員会主催「百合祭」上映&トーク
 「百合祭」という映画を大変楽しく、興味深く観させていただきました。整理券が必要とはいえ、しかも無料で!
 「平成15年度男女共同参画セミナー」という真面目そうな冠がついていたとはいえ、「女(ひと)と男(ひと)の一行詩」入賞作品の受賞作品発表と表彰の後に(いや、どれもこれも思わずうなずいてしまうような優れた作品ばかり、素晴らしい)「百合祭」上映、浜野佐知監督トーク、「百合祭」パンフレット販売(サイン付き)、まるでフルコースのような幸せなメニューをたっぷり味あわせていただきました。
 正直な話をすれば、男女共同参画という言葉に導かれてこのセミナーに参加したわけではありません。十勝毎日新聞の記事に目が止まって興味を持ったのでした。自分はとりあえず上映会と書かれていると、とりあえず飛びついてしまう、何でもかんでも観たがりな映画鑑賞大好き人間なのであります。レンタルビデオももちろん好きなのですが、テレビの小さい画面よりかは、やはり大っきいスクリーン、映画館にわざわざ観に行くのが好きな人間です。今回は、「とかちプラザ・レインボーホール」、その後、監督トークも聞ける、しかもパンフレットまで買えた。何と素晴らしい企画なのでしょうか。嬉しい限りです。
 映画そのものは、失礼というか、残念というか、作品をほとんど観た事がない人たちが出演されていて、かろうじて聞いたことのある名と言えば、吉行和子さん、ミッキーカーチスさんぐらいというものの、ストーリーといえば「老齢における性」というテーマ。これははたしてとても面白いものになるか、はたまたつまらないものになるか両極端になるだろうな、と思ったのでした。結果は前者。いや、難しい問題をしかめっつらして深刻に話されたら自分のようなものは、プイと横を向いてしまうような人間なのですが、ユーモアを持って前面にこられると、ついつい引き込まれてしまう。そして、思わず目をそらして見ないふりをしてしまう現実に向かい合い、考えさせられるのです。画面に映し出される騒動を観て、笑いながら気付くのです。数十年後の自分の姿なのだと。成年になると、自分は幼児ではないから子供を怒ることが出来、老年ではないからお年寄りを邪魔にすることが出来る。自分が来た道だというのに、そして、これからゆく道だというのに。相手の立場に立ち、想像するという事が出来なくなるのですね。(〜中略〜)
 浜野監督のお話を聞いて、自分に対しても平等な立場というものを真剣に考えさせられる試験紙的な作品だと感じたのでした。同じ人間という生き物なのに、男性だけでなく、女性である自分自身がその立場を下に置き、男性に自ら依存する立場を望んでしまっている。自分にそのつもりがなくてもどっぷりとその考え方に浸っている自分に気付き慄然とする。本当に恐ろしい、と思うのでした。
 最後に、自分が気に入っている言葉があるのです。映画の中の言葉ではないのですが、「自分の食いぶちは自分で稼ぐ」。周りの意見や物事に右往左往してついぐらついてしまう自分ですが、いつでも「生きる」という事を大切に考えて年を重ねてゆきたい、と心から思うのでした。
 このような興味深く、かつ楽しいセミナーに参加させていただき、本当にありがとうございました。これを機会に、浜野佐知監督という名前で作品を探してみたいな、との思いにかられました。根性出してピンク映画のコーナーに歩いてゆくか(18歳以上ですもの、平気ですわ)、それともカウンターの人に探してもらうか、思案のしどころであります。(女性)

2003年9月15日
福岡映画サークル協議会主催「百合祭」シネマ&トーク
 実におもしろい映画でした。浜野監督の視点が共感できた。トークもうまい!同世代として悔しいほどの羨望を持った。司会者の質問も的を得ていた。早起きして鹿児島から実に来た甲斐があった。(50代。女性)

 チラシをいただいて観たくなり、鹿児島から友と2人で観に来ました。あんまり簡単にからだの関係になるのには少し驚きましたが・・・。いくつになってもときめいたり好きになったりするのは大賛成。私もいくつになっても女を忘れないで生きていきたい。輝いていたいです。浜野監督の話、とっても面白かったです。話を聞いて映画の理解度もずいぶん深まりました。(50代・女性)

 よくぞ勇気の要るこのような映画をつくってくれました。人生の現実(?)への姿が描かれていて、そしてコミカルタッチでテンポよく100分が少しも退屈しなかったです。各俳優のキャラクターをつかんだ監督のキャスティングぴったしだったですね。宮野と三好のセックスシーンの描写、長く感じました。少々刺激的。周りの観客はどう思ったかな。私自身、身体が少し固まりました。でもワクワクしましたが・・・。うしろのシ−ンでの宮野のセリフに私は違和感と嫌悪感を持った。女同士、男同士の性愛に距離をもたなきゃいけないでしょうか。(60代・男性)

 72歳、5年前に妻に先立たれた小生にとっても現実的な問題だが、映画のようにはいかない。どうしても生きるというコトは何かと哲学を求めてしまう。美味しいものを食べたあとのムナシサ、今はそれを感じてしまう。トークは2時間でも3時間でも聴きたかった。話上手で考えてモノを言っているというより、その体験の中から発せられた言葉に説得力がある。苦労しているけれど、それがプラス思考へとつながる、そのありかたに賛同。長い髪にクロメガネに説得力を感じる。ファッションも大事だ。(70代・男性)

 高齢者の女性同士の心理描写が鮮明に表現され、最後に海と白百合の自然に癒されてゆき、いつも前を向いて明るく生きていきたいと元気づけられました。吉行和子さんは大好きな女優さんです。(70代・女性)

 これからの人生、元気に素直に生きていきたい。エネルギー受け止めました。次回作品楽しみに待っています。(50代・女性)

 人との関係の中でしか幸福を感じられないと思うので、人間の心地よい関係が幅広い意味での性ではないでしょうか。(50代・女性)

 最後の展開には少し驚きました。私たちの年齢になると何でもありとのことですが・・・まだ気持ちはついていきかねます。(60代・女性)

 身近に映画の方々のような方を知らないので、現実離れした映画だと思いました。(50代・女性)

 非常にわかりやすいストーリーで、私のような単純な人間にも楽しめました。敬老予備軍の私にとっても、有意義な「敬老の日」となりました。(50代・男性)

 たいへんおもしろかった。久しぶりにいい映画にめぐりあった・・・・という想いです。(50代・男性)

 大変いい映画(ユーモアもあり)でした。女性の本当の姿が見えてすばらしかったと思います。定年前後(60歳)の女性の気持ち、少し理解できたようで(女性の気持ちわかってないネと妻から言われていた)有意義でした。(60代・男性)

 高齢者を主役にした映画、面白く見せていただきました。面白いトーク、いろいろな考え方があると大変刺激を受けました。平凡な日々にカツを入れられたようです。(60代・女性)

 とても面白くてユニークで素直でよかったと思う。ですが、まずSEXありきではなくて、人間関係が築かれていく中で、SEXも含め色々なことが問題化してくると思っています。女性と性、慰安婦(レイプ)問題という女性差別を考えることは、平和にもつながっていくひとつの道と思う。(40代・女性)

 とてもユーモアのあるゆかいな映画であった。百合がテーマなので映画の前、後、そして、時々百合が出てきてよかった。女達の中に一人の男、皆に手を出す一人の男、魅力的な男として、そしてとてもユーモラス。今の世の中、世界は戦争に向かっています。平和に取り組む女達、今までの歴史の中で日本の男性がアジアの女達に対して、性に対して屈辱的なことをしてきました。男性の啓蒙のためにもレイプでなくセックスの大事さを撮ってください。トークはとてもよかった。監督の映画に対する理念、男と女の永遠のテーマ、そして対等な人間関係としてのセックスのことは新しい時代のとらえ方として共鳴できました。これからも新しいフェミニズムに立つ女としての立場として作ってください。それと女と平和についても撮って欲しい。(50代・女性)

 映像がきれいでした。またベテランの俳優さんたちのいい味を引き出しての楽しい仕事ぶりがとてもよくわかり、楽しい時間だったろうとうらやましく思いました。山崎さんは男性だから、浜野さんが女にこだわりつづける意味に少し距離があるけど、女であることの意味を問い続けたものにとってはすごく共感しました。今後のご活躍を楽しみにしています。(60代・女性)

 楽しかった。職場にいたときに、今日のようなアパートを作って住みたいと友人達で話し合っていたのを思い出しました。トークは楽しいお話でした。私の思っている性の感想などと同じでした。(60代・女性)

 テンポがゆっくりした映画を久しぶりに観ました。登場人物の年齢にはもう少し間がありますが、確実にやってくるその時の生き方、考え方を知りたいと思いました。(50代・女性)

 ユカイな映画でした。世の中変わっていくのでしょうね。数少ない女性監督、将来期待しています。(60代・女性)

 コミカルで楽しい映画でした。周囲にアコガレの人がいるのは男性も女性もいい刺激になっていいですね。(70代・女性)

 女性監督さんならではの出来だと思いました。結婚、独身、未亡人、それぞれについても生き方が考えさせられると思いました。浜野監督さんのお話は良い人生勉強になり力づけられました。いつまでも微笑み、ときめきを忘れず生きていきたいと思います。ありがとうございました。(70代・女性)

 すべて理解するまではいきませんけれど、とても面白かったです。ラストシーンはいやでした。監督のお話はとてもよかったです。女性としての視点からの生きざまが素晴らしいです。(60代・女性)

 自分と同年齢の女性が300本のピンク映画を作るなんて・・・いったいどんな考えの持ち主なのか? それが映画を観たいと思った動機です。映画自体も楽しくてよかったけれど、浜野さんのトークがそれ以上に面白く、映画2本観たような得した気分。ありがとうございました。浜野監督、「百合祭」をあのようなラストにしたのなら、ぜひ次回はレズ、または性同一性障害の女性を主人公にしたマジメな映画(だけど政府の作る人権映画みたいなクソ面白くもない映画ではなく、コメディタッチの楽しいもの)を作ってください! 私、アムネスティ・インターナショナル福岡グループで人権運動をやってますので、そしたら自主上映やって監督のトークをやらせていただきます! 今後のご活躍をお祈りします。(50代・女性)

 ちょっとどぎついところもありますが、吉行和子さんが映画で久しぶりでよかった。私の永遠のマドンナ。浜野監督のトークもよかったですが、吉行さんが来てたら最高でしたでしょう。ないものねだりはしちゃいけないけど。監督のトークはなかなか面白い、興味のつきない話でした。やっぱりいいでしょうね。映画を作って監督でやる。夢の実現ですよね。それをやれる人というのはなかなかいないですからね。同世代として羨ましい限りです。次回作を期待しています。(50代・男性)

 思ったより面白かったです。ミッキーカーチスはいいですね。ひょうひょうとした演技が。吉行和子もやっぱりキレイですね。でも、ラストシーンはなくても良かったような気がします。(30代・女性)

 心情の機敏と言うのではなくて、話が非常にわかりやすいのが良かったです。(20代・男性)

 最近ベティ・ニッカーソン著「old & smatr」(愚訳「婆力」現代書店)を読みました。高齢女性の連帯と友情を扱い、各々相互を「エイジ・メイト」と呼ぼうと提案しています。この映画はまさにその「エイジ・メイト」達を扱った映画と思って参加しました。(60代・女性)

 「高齢女性の性愛を描いたピンク映画出身の女性映画監督」という枠に閉じ込める必要もない。1本の日本映画として優秀でしかも価値のある映画だと再認識できました。監督、脚本家が観客の側にこれほど親しく近付いて来てくれた事例が40年間の小生自身の映画鑑賞の経過の中にはなかったので、それも素晴らしかった。交流会でもトークの場でもペアを組んでいた山崎邦紀さんが、「浜野監督の話の中には少々後づけでしゃべっている部分があって・・・」という意味のことを釈明気味に付け加えてあったのが印象的です。私もそれを聞いて「当事者がそう言っているんだな・・・」と納得できる感情がありました。そうしたすべてを乗り越えていく浜野さんのナイーブさと元気よさと可愛らしさ(55歳)に、ずいぶん私も元気と希望をいただきました。(60代・男性)

 ほほえましいの一言で済ませられない。気持ちになりきりました。しかし、終生、美に対する意識を持てることは生活するに必要だと思いました。(50代・女性)

 女性の心理はよく表現してあったと思う。終わりの男性の言葉は理解しにくい。むき出しの性は後味がよくない。百合の花が咲いたのと結びつかない。客席の若い男性の笑い声が高くひびいて恥ずかしい思いもした。製作の意図、経過を聞いて、その旺盛な意欲に感動した。外国人の反応を聞いて、やはり日本人(それも女性)を感じた。これは過ごして来た教育のせいであろう。(70代・女性)

 説明過多。テンポがぬるい。(50代・女性)

 以前に原作を読んでいましたが、イメージどおりの映画で配役がとても良かったと思います。自分が年を重ねていくとどうなるんだろう、と考えさせられました。吉行和子さんはいい演技ですね。ありがとうございました。(30代・女性)

 とても生々しい事をユーモアを織り交ぜてあって楽しめました。まだ先のこととは感じつつも、20代終盤で少し不安感じる時期であった分、勇気が出ました。(20代・女性)

 いくつになっても女心、男心は若い時と変わらない、いや、それ以上でしょう。それを表に出して面白く楽しませてくれました。終わりの頃の女性同士は、どうもいや。とてもプライドが許さない。やっぱり男と女です。(70代・女性)

 はじめはドキドキしたところもありましたが、人間関係、愛について問題提起があってとても面白かったです。(60代・女性)

2003年2月8日
横浜女性フォーラム主催「映像サロン」
 心の中にある女、性がとても深く感じられ、映像よりも「エロチック」に感じられました。正直に生きる事も大事だと思いました。(50代・女性)

 今まさにこれから迎えようとしている私にとってとても関心がありました。私自身も言いなりの人生はいやだ!と思い、夫に言うと“わがままだ”となじられる現実にどうしてもしっくりいかず生きている今日この頃です。逆差別かも知れないが、男は結構と、男はどうしようもない、男は一人で生きれないのか、とついグチになってしまう。私も近頃生きるという事に喜びを感じる自由とか、自分の生き方を年齢と共に考えるようになっていたので、今回の映画とトークは心に残りました。自由になれる日が楽しみです。(40代・女性)

 老いた人間の性の写し方に不潔感がなくてコメディとして拝見いたしました。劇場館では観ないと思いますのでフォーラムでの監督トーク付きがなによりでした。レズビアンのシーンはちょっとした“いたずら”と判断しました。(60代・女性)

 性差を越えた性の肯定ということで、とても感動しました。ラストシーンが素晴らしい。生の幅を広げて年をとっていきたいと思います。(40代・女性)

 人生の終わりの興味が性に向かうのみのような内容がよく理解出来なかった。もう少し多様性(同性愛でなく)を描いて欲しかった。(50代・女性)

 テーマは良かったし描き方も丁寧で途中までは引き込まれたが、ラストへの心理描写が省かれていて唐突に感じ、感情移入出来なかった。でも、こういうテーマは今までタブーだったので、作品を上映し続けて欲しい。こういうのも有り、と皆に気付いて欲しい。

 とても良い映画を有り難うございました。男女の愛、同性の愛と色々の組み合わせがあって、皆が生き生きと出来る世の中になるようになれば、と願います。(50代・女性)

 我々老人から見ると監督はまだ若い。今一歩。(70代・女性)

 楽しく観ました。「性」を「生」としてとらえ、そういうとこらからも「生きる」エネルギーが出てくるものなんだ、と改めて思いました。「生きる」「自分らしく」など、これから自分はどんな風に生きて行くのか、など考えてみたい。(40代・女性)

 老けた男と女、女と女の付き合い方としてここまで踏み込まなくてもよい。もっとさらっとしたさわやかな茶飲み友達の関係でいいと思う。物語として訴えかけるには強い印象を与えるかも知れないが・・・。(60代・女性)
 
 未来の自分を想像すると、ちょっとイヤな気分になった。私もああなるのか?なりたくないがなるのであろうか・・・。(40代・女性)

 正直なところ映画は感動的ではなかった。偏向した倫理観で生きて来てしまったせいか。(50代・女性)

 製作の志は高く評価出来るが、いかんせんシナリオと演出がプロの映画作品として練り上げと勉強が足りない。せっかくのシチュエーションと俳優陣が能力と面白さの40%程度しか生かされていません。(60代・男性)
 
 映画はあまり興味を持たない人間ですが、出演者に「吉行和子」の名を見たので「見てみよう!」と思い、初めて一人で見に来ました。良かったです。自分の意志で「百合祭」を見に来たかいがありました。ちょっと誘った主人が一緒に来てくれなかったことを残念に思い、もっと強く誘ってみればよかった、と・・・。(50代・女性)

 現実離れしているようには見えるが、最後には幸せな気分になった。あんなに美しいおばあさんはいないと思うけども・・・。社会的に役目を果たしたら、捕らわれる事なく自由に楽しめばいいと思う。男でなくても人の肌に触れていることは心を穏やかにする。(40代・女性)

2003年1月25日
名古屋女性会館主催「映像&トーク」
 高齢者をテーマにした面白い視点の映像に、安らぎの一時を過ごせたことに感謝。(60代・男性)

 女性監督ならではの細かい女性の心境を表現してくださった。つくずく思いました、私たちにセックスアピールしてくれる男性は少ない、と。(60代・女性)

 大人のおとぎ話のような映像の中に登場人物各々の心情がそれなりに受け止められました。実生活では?です。(60代・女性)

 人間としていくつになっても目を上げて積極的に生きたいと思います。(40代・女性)

 今日この映画を観てびっくりしました。老齢社会で性のことをこんなに大胆に語られていて驚きました。これからは女性も男性に従属する事なく何事にも大胆に行動しても許されると思うようになりました。(60代・女性)

 私たちの年代の心の奥にあるものを見たような気がしました。(60代・女性)

 老後あのような楽しい集団生活の場があればぜひ作って欲しい。美を競い、女性として張り合いながら暮らすのもまた一段と生きている実感を味わえると思います。(70代・女性)

 年をとる、老いるという事を型にはめずに自然に受け止めるということを感じました。高齢者の性愛を堂々と女性の側から撮った積極的な映画だった。(50代・女性)

 「百合祭」は、今60歳になったばかりの私の近い将来をとても元気ずけてくれました。(60代・女性)

 今まで今回のような映画を観た事がなかったが、人生80年と言われる今日の長い老後についていろいろと考えさせられました。映画・トーク共にとても良かった。監督のトークは歯に衣きせぬお話で本当に楽しかったですよ。(60代・女性)

 考えさせられるところがありました。そんな自由な考えや行動があるなんて・・・驚きです。(60代・女性)

 老後、これまでの事はともかく何でもありの生き方を試したい! 失うものは何も無い。高齢になってこの映画のような考え方は自分の考えと同じだったとはっきりした。私の地域でも上映したい。(60代・女性)
 
 考えていなかった結末に 自分ながらどっきりしました。自分の名かにある性を考えさせられました。(50代・女性)

 ラストのオリジナルがあって良かったです。ばんざーい!(20代・女性)

 監督のお話に大喝采しました。日本の男性の改革がまだ出来ていない。日本の男は価値観をひっくり返される恐れを持ったと思う。(70代・女性)

 大変“ツーカイ”でした。監督のトークも元気で刺激的でした。(40代・女性)

 浜野さんのパワーは素晴らしい。従来の価値観(男中心)をひっくり返す活動、ますます期待しています。(40代・女性)

 カラッとした女性たち、一人になってしまったからこそのしなやかさ(強さ)が気持ち良いものでした。(50代・女性)

 映画の内容がもう一つ生きる真剣味が少なく思った。重みがない。(60代・女性)

 映画の主人公のように何歳になっても身ぎれいに、たおやかに、かつバイタリティに生きていけたらいい・・・その裏付けとなる身体的、金銭的な問題の解決がなされてこそ。男を卒業して、女を卒業してからは、何でも有りかな? 自分自身の責任を持てれば。(50代・女性)

 最高の俳優さん選び、お見事です。楽しい嬉しい作品でした。元気のいい浜野さんにエールを送ります。(60代・女性)

 ホームヘルパーをしています。高齢者との関わりで私の日々の暮らしがあります。今の世の中本当に人としておかしなことばかり目にしています。50代になると、本当に世の中の「のけ者」(特に女性は)扱いされることを感じる事が多いです。普通の世間は男の社会です。不景気になると余計です。(50代・女性)

 これからの女性には必見の作品でした。(60代・女性)

 とても面白く、今までの映画にはないユニークなものだった。監督の想いがトークでよく解った。監督の過去の“ピンク映画”ぜひ観たいものですね。(50代・女性)

 女性の本音が描かれていて面白い。女も一人で自立して生きていく勇気がわいてくる。男社会から脱却し、女の目でもっと物事をしっかり捉えられるといいと思う。夫と死に別れ、もう男の世話なんかたくさんという感じ。でも、楽しいパートナーは欲しい。男性にもっと観てもらってこの映画のメッセージを受け取って欲しい。(50代・女性)
 
 全く今までに見たこともない視点で捉えられており、「何ともいえないユーモア、ほのぼの」がにじみ出ていた。「百合祭」という題も印象的で、老いも隠れてしまうほどの内容。(50代・男性)

2003年1月18日
山梨県立総合女性センター「百合祭」シネマ&トーク
 先々の生活を考えると、家中にこもる、人と話さない等暗くなっていくが、「明日一日の事を考える」という言葉で、心が豊かになった気がした。でも、現状では難しいと思った。(30代・女性)

 会場に男性が何人もいて、それなりに受け止めてくださったようであったことが嬉しかったです。(50代・女性)

 年をとると自分の存在がなくなっているような気がします。人間としての存在がなくなるということは、女性としての存在もなくなるということで、寂しさだけが残ります。物静かに生きることだけが美しいというのが今までの、というより今の世の中の考え方のような気がします。しかし、恋いをする事で、ふれ合う事で 、生き生きとした表情になり、「人間として生きる! 生きている!」ということにつながるのだということをこの映画を通して改めて感じました。そして、どんな恋であれ、人とふれ合うことの大切さを感じました。これからも私らしく、生き生きとした人生を歩んで生きたい、と強く感じました。引っ越しの時、若い人が「おばあさん」と言った時、三好さんが「奥さんだろう」と言いましたが、この三好さんの言葉から『女性を人間として(年をとっても)どう見ていくのか』ということの大切さを改めて感じました。多くの男性にもこのことを感じて欲しいと思いました。(40代・女性)

 「百合祭」は、前段階の話よりはびっくりする程のものではありませんでした。内容的には、映画だから具体例が「性」だと思いますが、、男女にこだわらず、人間として尊敬出来る、またフィーリングの合う人と暮らして人生を終われたのなら幸せなのだと思いました。そして、趣味とか何でも、自分にとって楽しくのめり込めるものをいつまでも持ち続ける事が必要なのだと思います。『人は一人では生きていけない』これが結論かとも思いました。ありがとうございました。(50代・女性)

 このような映画をもっと多くの男性にも観て欲しいと思いました。(50代・女性)

 監督のお話を伺って、この映画には深い意味があるのだと思いました。最後のシーンは、男性、女性として相手を選ぶのではなく、人間として共に生きていくことの出来る相手であればよいのではないかというメッセージが隠されていたことがわかりました。“いやらしいことをした”という言葉は、この意味からいうとちょっと違うのではないかと思いました。例えば、“素敵なことをした”とか。性=生で大事なことだとは思いますが、性は生きる力だと思います。最後まで人間らしく生きていけたらと思います。最後の女性二人のシーンはない方がよかったのでは? とも思ったりもしています。(50代・女性)

 ゆっくりとした、時代性を帯びた映画で、独特の雰囲気が良かった。ただ、一人の男性にすっかり心を奪われてしまう彼女たちには、自分をどう表現していこうとか、自分はどのように生きていこうとかといった考えや、自分自身をもう一度見つめ直してみる力がないのだろうか・・・?といった思いも残った。(60代・女性)

 この映画を観て、私たちのような老夫婦がいつまでも若く、死ぬまで生と性とを大事に守っていきたいと思いました。楽しくて、若々しくなるような生活を二人で過ごせたらどんなに素敵だろうと思います。(60代・女性)

 浜野さんの男性社会への挑戦と、女性としての自分を自覚し、日本の女性に対しての性差別について気ずいた事を自己表現した作品だったが、男と女の在り方、生き方、性の在り方を本音でぶつけた作品にとても驚いた。また、日本の映画界が男社会であることも知らされ驚いた。(60代・女性)

 生=性とは考えにくい。生を豊かにする一部である性と考えたい。唯、若い女性がこのような映画を作ったことに拍手を送りたい。(60代・女性)

 大勢の人との集いや趣味を持つ、出かけて歩く、おしゃれをする等 、これからを目標にして生きていきたいと思います。今、はじめていることは、寒いですが朝一番にお化粧をしてから一日の家事を始めるようにしています。(60代・女性)

 映画だけでなくお話が聞けた事が特によかったと思いました。監督さんはとても魅力的な方ですね。女性がピンク映画を観て、みんなで話し合う なんていう企画もいいかなあと思いました。(50代・女性)

 「ナマナマしさをみずみずしさに変えて生きる」という言葉が印象的でした。(50代・女性)

2002年10月6日
仙台上映会
 私は66才ですが、互いに配偶者を亡くした同年齢の方と恋をしています。千葉県にお住いの方なので年3−4回位の温泉・観光旅行をする他はなかなか会えませんが一泊二日の旅行の中で思い切り愛を確かめ合い、日頃からの生きる希望になっています。楽しみにしていた百合祭、一人で観てきましたが一層元気が湧いて来ました。(60代・男性)

 とても素晴らしい内容の映画でした。40代半ばの私でも充分楽しめました。母(60代)を連れてきましたが、70代の父も連れてくれば良かったと思います。(40代・女性)

 とても素晴らしかったです。切なく涙が出てしまいました。人間は最後まで誰かを愛し求めているのだなあ、手と手を合わせるだけで幸せになれると思いました。(50代・女性)

素敵な映画でした。観ていてちょっとドキドキしましたが(ラストは驚いたっ!)私も50年たっても可愛らしい女性でありたいと思いました。自分に素直に生きていきたいです。(20代・女性)

 笑いの中にもこれからの自分がどのように生きるか考えさせられる事が多くありました。(60代・女性)

 中高年のセックスのあり方、参考になりました(特に柔らかいセックス)。(60代・男性)

 何故か勇気が湧いてくる映画ですね。(50代・女性)

 思いテーマを軽いタッチで作り上げた見事な作品でした。老いをあまり慎重に考えず、生きる事を重視する姿勢が感じられました。(50代・女性)

 老後の女性の生き方に勇気ずけられ、楽しい映画でした。高齢化社会にもってこいでした。(50代・女性)

 年を取ったら何もかも終わりかと思っていたので、これから頑張ります。(60代・女性)

 子供達を育て上げ、主人を亡くして14年。これから老後の事とか色々考えてブルーになっていてとっても元気ずけられました。(50代・女性)

 誰でも心中にある本当の気持ちだと思います。(60代・女性)
 
 百合祭のような映画をもっとたくさん製作していただければ我々老人には生き甲斐が湧いて楽しく生きられます。(70代・男性)

 60才以上位の方ばかりかと思って行きましたが、若い方も多くてびっくりしました。高齢者自身の勇気と決断もさることながら、若い世代の理解があっての事、若い人にも大いにこの映画を観て欲しい。(60代・男性)

 高齢者(人間)の心の動きをとてもよく表現してあり、こんな映画がこれからも出てくると嬉しいですね。高齢者というとひとくくりでとらえられる事が多いのですが、デイサービス等では画一的なメニューで対応しており(例えば、歌唱とかお手玉とか)いつも疑問を感じている。私の知るボランテイアでダンスのお相手をしてモテモテの男性がいる。今日の映画を観ながらそれを思い出していた。異性を意識するとはいくつになっても人間に必要な事なのでしょう。(60代・女性)

 こんなにくだけて楽しい映画は初めて、と思いました。この映画を観て、これから年を重ねて行く事に何でもありできっと楽しく生きられそう。うれしくわくわくした思いになりました。(60代・女性)

 もう子供も大きくなって、と思って下を向いていた45才でしたが、まだまだ先はあるぞ、明るいぞ、と思えました。(40代・女性)

 規格外の老後も胸を張って過ごせそう。(50代・女性)

 人として自然体で生きたいものだと思いました。これからの人生に肩の力が抜けた気がします。(50代・女性)

 物語としては面白く観させて頂きましたが、現実問題としてはあり得ないことであるが老齢期の男女のあり方を提示していたと思います。(50代・男性)

 コメデイタッチの上映であったが、とても考えさせられる内容であった。自然に人間が生きていく上で通らなければならない事でもあったようである。(50代・女性)
 
 男と女の性の捉え方、結末はこんなものかなーと思ったが、同性への捉え方、結末はもう少し透明度のある扱い方をしてもよかったのでは?(50代・女性)

 老いてゆく先にあるものが少しでも夢のあるものだったら、と誰でも思っていると思います。現実にあったらどうするんだろうと考えさせられた。(60代・女性)

 素晴らしかったです。夫を亡くして30数年、私の中にあったものかも知れません。これからの人生楽しめたらな、と思いました。(50代・女性) 
 
 50才を過ぎた頃から女性として扱われなくなってきているように感じています。社会の目が変わればもっと生き生き出来るのに、と思っています。この映画が日本の各地で上映されることを願っています。(50代・女性)

2002年8月31日
いわき女性交流ネットワーク主催上映会
 いくつになってもトキメキ、とてもいい言葉です。女性(妻)は一家の中心となるため、素敵に高齢化社会へ前向きに見てみたい。(60代)

 高齢になったら気ままに同世代が同じところで暮らすのもありかなあ、と思いました。(40代)

 アパートの中間たち、いろいろ言い合いながら助け合って生きているという事がとても愛おしくなりました。(50代)

 5月に夫が60才になり、初めて夫と老後の性について話し合ったので自分たちのこれからの生活とダブって見える点が多々あった。(50代)

 私は今大学4年生です。今後卒論を書く上で参考にしたいと思い来ました。卒論の題は「高齢者の恋愛・性の意識と実状」です。とても参考になりました。(20代)

 この映画は男性に観てもらいたいし、定年退職した男性を女性の活動に引き入れて一緒に考えて行きたいものです。私の夫は67才で頭がコチコチです。女は仕事をしないで家で家事をしていればよい、自分が働いてお金は稼いでくるから、と言っております。(70代)

 会場を見渡して見るとほとんど40ー60代の人でした。私の年代の人にももっと多くの人に観て欲しいと思いました。親にも死ぬまで恋愛して欲しいと思っています。(20代)

 ぬくもり、精神的な充足感、必ずしも異性でなくても支え合う事が出来るのかな、と思いました。今の世の中、経済的にもあまり伸びる事もないので、考えようによっては男性の目を家庭に向けるいい機会ではないかと思います。(50代)

2002年6月30日
山形県男女共同参画週間記念事業・置賜会場
 昭和初期生まれなので、男女が抱き合う映画画面には好感が持てなかった。自分たちが経験してきた肉体関係は人前にさらすものではない、という古い考え方から抜けきれない。(70代・女性)

 年を重ねて前向きな生活は何か考えさせられましたが、希望と喜びが伴うと全てに活き活きと生きられるんだな、と教えられました。(60代・女性)

 変わった内容の映画と思ったがトークをお聞きし、差別のない社会像につなげていく事が解って、今では楽しい映画であったと感じています。(60代・女性)

 面白く、いやらしくない素晴らしい映画でした。目の前に浜野監督のお話を聞き、素晴らしい一日でした。性なくして人生あり得ないと思う。(60代・女性)

 映画を観っぱなしで終わる事なく、どうしてこれを製作したか等トークで良く理解出来ました。なかなか話題に出来ないタブーの部分、まだまだ表面に出てこない話なのでこういう機会を多く日本中で上映して欲しいと思いました。(50代・女性)

 年令に関係なく、性別に関係なく、いつも輝いていたいなと思います。50歳になったらもう一度観たい映画です。(30代・女性)

 映画は老いた女性達が哀れで悲しかった。私たちの回りには老いても趣味や畑仕事などをしながら健康に楽しく生きているひとが多い。(70代・女性)

 老後になっても女として生きることは素晴らしい。私もこのように生きたい。(70代・女性)

 日本人の寿命がかなり伸びた現在、男女とも老後を楽しく過ごして行く上で参考になりました。映画の内容が面白く、楽しく観る事が出来ました。(60代・男性)

 頭の中では男女平等が良いと思っていますが、男ではこれは無理、女ではこれは出来ないという気持ちもまだあります。どのように解決していけばいいのでしょうか?(20代・女性)

 こんな生き方もあるんだと、私の固定観念が解き放たれました。(20代・女性)

 素晴らしい有意義な時間でした。今日のトークを聞いて年を重ねる事の楽しさを感じた。本当によかった。ありがとう。(70代・女性)

 最初が「死」で最後「生」or「性」ですか? 邦画は好きでないのですが、百合祭は日本映画でないようでした。(40代・男性)

 山形の風土環境の中で生きて来て、今回のシネマに関しては意味なし。大家族の中で人や家族達の為に働く事が生き甲斐となっているし、身近なところで生き甲斐を感じ取れる毎日です。今回の登場人物達の生き方にむしろ淋しさを感じます。(60代・女性)

 思いがけないストーリーでとても楽しかった。これから良い意味で明るく前向きに生きられたら、と参考になりました。(60代・女性)

 人間の本能を赤裸々に表現されていました。自分に正直に生きている姿、うらやましい。(60代・女性)

 内容がユーモアとさりげない日常の中での出来事にからめて、あっ言う間の100分でした。一人の男性を挟んで年を重ねた女性達が輝いて見えた事は「生き方」に対する示唆となりました。(60代・女性)

 シネマ&トーク、これが良かった。製作にあたり内話を話して頂き良かった。私達も今まで慣習、慣行等に縛られて来た。良いところを残し、自分で視点を変えて、決まり切った生き方ではなく自分なりに老いて行きたい。(50代・女性)

 当世代の話題で、内容も今まで話題に出た事のない世界をかいま見た思いで、考えさせられた。有意義でした。(70代・女性)

 生まれて初めて映画を観させて頂きました。良く理解出来なかった。自分らしく、自分の道、と言われても迷うばかりです。(70代・女性)

 映画は非常識でコミックなお婆さんの集まり。70歳以上になってもっと別の充実した生き方をすべきだ。トークはまだ若い、青い考えと感じる。男女共同の意識のはき違いではないか。タブーはない、つまり自我で生きよ、は暴論。社会のルールは大切にしてもらわないと、女性も老人もましては幼児は暮らしにくくなる。(70代・女性)

 人間としていつまでも自分を捨てない事がとても素敵でした。女性として自分を生かす環境の作り方、そして自分に素直である心、これから益々女性に期待します。(40代・女性)

2002年6月29日
同・村山会場
 私は28歳で事情があり子供二人を連れて離婚しました。正直まだ若かったため他の悩みは話せてもセックスに関しては口に出せませんでした。もう少し自分に素直に生きてもよかった、と思いました。(60代・女性)

 共同参画を極めた人たち(いつも見る人たち)はいい意味でパンチをくらった、と思う。これこそが人間のあるべき姿だから。(50代)

 すっかり忘れていた若い返り薬。ちょっとドキドキしました。でも現実離れ? 勇気のいる行動? とも思いましたが、いやらしくなく高齢者だから許される性愛、素晴らしい百合祭に出会って感謝。「健康な高齢者」で美しく老いたいと思っています。(60代・女性)

 年をとっても男は男、女は女であるべき。自由な性、豊かな性、若い時には出来なかった性。ほのぼのとした愛を感じた。(70代・女性)

 素晴らしい映画(性に人生)でした。「何でもあり」全く同感。選択するのは個々人(男女同等の上)ですが。(70代・男性)

 「百合祭」衝撃的でした。またこの映画を作られたのが女性だった事に驚きを感じました。もう一度是非上映して欲しいと思いました。自分の30年後を映画を観ながら重ね合わせていました。(30代・女性)

 ジワジワと味がこみあげ、まろやかになっていく映画、そしてトーク。本当にありがとうございました。年を重ねるのが楽しみでした。50歳になった頃、男とか女とか関係なく人とつき合えるのでは、と思っていましたので。明日も長井まで映画を観に行こうかしら。(50代・女性)

2002年6月23日
同・新庄会場
 何となく押しつけ内容。女、老後、社会、をどう展開していくか不安に思う。(60代・男性)

 年をとっての自由。ハッと驚きました。反面まだまだ年を取るほどしがらみも多くなる事実を考えました。また、妻に対する生き方、妻とともに生きる大事さも思いました。(50代・男性)

 高齢者は介護や痴呆老人が出てくるような映画は観たくない(自分と重なるから)。このような元気をもらえる楽しい映画を観てもらいたいと思う。(40代・女性)

 笑えた。女の性は決してしぼまないものだと思った。(60代・女性)

 ピンク映画監督も勇気のある行動と思いましたが、この百合祭もすばらしくまた勇気のいる事と存じます。最後の女同士のキスは少し余計な感はありますが生きることに希望が持てました。(40代・女性)

 健康な老人の生活を語ることはあまり無い中で、この映画を通して元気な老人に関わる「性」の問題など将来にむけこの老人課題を考えさせられました。(40代・女性)

 自由に自分自身に素直に生きたい、と思っているのですが引き止める何かがある。それは何だろうと思う時、家族であり周囲の人達である。それ以上に自分自身の情熱とか希望に欠けていると思う事に気付きます。今日受けた風を自分から吹き返してみたいと思いました。(40代・女性)

 最初、ベッドシーンがあると聞いて気持ち悪いかな、と思いましたが、とても素敵でドキッとするほど綺麗に見えました。スクリーンの美しさは女性監督ならですね。とてもよかったです。(30代・女性)

 私も夫を亡くしましたが、この映画を観て一人になっても年老いるという人生は、素晴らしいことだ、素敵な事だ、と言う事が解り、本当に感動いたしました。また友達というのは大切だなあ、とつくずく思いました。(50代・女性)

2002年6月22日
同・酒田会場
 今までにないテーマを映画を通して打ち出してくださってとても新鮮でした。今までの私たちが何とつまらない観念、幻想に縛られてるか実感しました。高齢になればなるほど自由に色々な形を選びながら生命を燃焼させられたらと望みます。(40代・女性)

 高齢者差別が疑う事もなく気付かずにいる中で解ってもらえた事が嬉しかった。エロテイックで嫌だと始めは思ったが、考えさせられる深さが大きい。最後が一番よかった。(70代・女性)

 夫に振り向きもされないような年代になって元気の出る映画でした。(50代・女性)

 女性の性について今後の自分をあまり現実として考えていませんでした。改めて生きていく糧として恋をする。自分が女性であると目覚めさせられて嬉しかった。自分を大切に自由に、そしてかつ今した選択の多さを楽しみたい。(50代・女性)

 高齢者の人間性を赤裸々に描かれていたと思う。お互いに憎悪をぶつけるのではなく、お互いに人間性を認めてやはり本当の大人なのだと思う。(60代・女性)

 女性監督ならではの映画でした。老人の性がタブーではない長寿国日本、これからは皆色々と考えるべきである。(50代・女性)

 今までの常識(概念)を覆すこんな生き方もあるんだという新たな発見が出来ました。ステキな年の取り方、自分の納得出来る生き方が出来ればいいなと思いました。(20代・女性)

 年を取ることは負のイメージが強かったのですが、何か年を取ったから感じられる素晴らしい人生が待っているような気がしました。ただ40代のせいか最後のシーンはちょっとショッキングでした。(40代・女性)

 現在は主人、子供、孫達とのにぎやかな生活の内で老後等々の先の想像はゆっくりと考えた時間がありませんでしたが、これからやってくる現実と、どのような心構えで迎え、生き抜いていけるか考えさせられました。やっぱり最後には70歳代ー80歳代といずれも自分なりにステキな女性として生きたいなあ、と感じたところです。(50代・女性)

 面白かった。老人の方のベッドシーンを初めて観てドキドキしました。何歳になっても恋心、性欲を持っている事を知りました。(10代・女性)

 モデルのない高齢化社会、何でもありの世の中。私たち女性はもっと広く見て考え行動していかなければ、と思いました。(50代・女性)
 
 人生、死ぬまで愛を忘れてはいけないと思いました。私も50代になったばかりですが、実は女性も終わりと思いましたが、この映画を拝見して考え直しました。夫を夫としてではなく男として見ていきたい。(50代・女性) 

 映画、トーク共に素敵でした。年齢的にも近く、未亡人で同感するところがありました。福祉介護の仕事をしていますが、高齢者の性についてはまだまだ勉強不足です。これからも研修していきたいと思いますが、監督のアピールするところは少し違うかも知れませんが、あったかく人間味を感じられる映画でした。(60代・女性)

 周知方法が今一歩。企画が良かっただけに残念。県の機関がこのようなセクシュアルな分野をよく取り上げてくれました。素晴らしい。(40代・男性)

 ショッキングな場面や会話がありましたが、それがむしろ新鮮で感動し、考えさせられました。大変嬉しい企画に出会えたと思います。(50代・女性)

 このような映画は日本には普及しないのでは。(40代・女性)

 海外からも評価を受けられたというところに男女のあり方を考えさせられました。時代にタイムリーな映画であり、女性の本音が出ていた作品だと思う。(40代・女性)

 タブーに近い(特に地方では)性についてのテーマで考えさせられました。意識の変革は「教育」が一番ですが、我々世代だと「文化」ですね。(40代・女性)

2002年4月29日
With You さいたまシネマ&トーク
 テーマはとてもよかったと思う。描き方としては”新しいテーマを理解しやすく見せる”という感想が残った。「もっとズシッと迫ってくる訴えがあっても受け手は大丈夫ですよ!」と言いたい。女同士、男と女、もっと親密になれる事を提案してくれた事に賛同します。監督のトーク、とても良かったと思います。パートナーと共に参加しました。(50代・女性)

 高齢者の性愛を正面からオープンに映画化されたその事自体に敬意を表します。日本は戦後60年近くなる訳ですが、政治やセックスに関しては開放化されなければならない遅れた部分だと考えています。ラジカルなマイルストーンになれば、と思います。(50代・男性)

 老人のSEXが題材であるためか、何か現実離れの感あり。あくまでも映画は映画という見方にすぎないと思った。(70代・男性)

 すごく問題提起された気がしました。(30代・女性)

 とまどったけど、大事な事。多くの人に観て欲しいと思います。(40代・女性)

 新しい目的を持ってつくられた映画。今まで考えてみなかった事に気ずかせていただいたと思う。(50代・女性)

 よかったです。「この年令になった男女は関係ない」と言われますが、年令に関係なくいろいろな性愛の関係があると思います。(40代・女性)

 決まりきった結末ではなく、自由でよかった。新鮮な内容でした。(50代・女性)

 女性の行き方について考えさせられました。(60代・女性)

 今後この映画のような人生がおとずれる事が予想出来てよかった。男として何とか長生きしようと思った。監督の話を聞いたが全く同感である。(60代・男性)

 これから親の介護をむかえる年代である自分にとって、この映画は別の意味でもパンドラの箱でした。「この手があったかー!」という感じ。親の老年を自分も楽しめそうな気がします。ありがとう、百合祭。(40代・男性)

 浜野監督は勇敢な戦士のよう。活躍を祈りたい。(50代・女性)

 自分を見つめる性愛について考えさせて頂きました。生きる為の喜びを感じさせて頂きました。ありがとうございました。(60代・女性)

 妻を亡くした70代の男性と人間同士として尊重出来る関係で交際していますが、悩みつつも日々会っています。とても深く考えさせられました。今後の関係の為にも。(50代・女性)

 映画はとても特殊なものだったので、監督のトークがなかったらなかなか理解出来なかったように思う。自分はまだ若いが母が父を亡くしたので、こんなふうに元気に生きて欲しい。(30代・女性)

 生きていて年をとると日常の事なのかも知れないが、不思議な(特に最後のところ)気分です。あってもいいかも、と思うけど、そんなにお気楽でいいのかなー!でも、考えさせられる映画でした。(40代・女性)

 ラストの二人のような老後を送りたい! と思った。(40代・女性)

 映画観賞後、浜野佐知監督のトークで「百合祭」に対するご自身の思いがよく解りましたが、やや複雑な心境です。性について女性の視点、描写について少し考えさせられました。同時に自分の老い、夫の老いについても考えるきっかけになりました。(50代・女性)

 夫婦でも友達でも根底にセックスが全てあるのは疑問。そういうものがなくても心が一番大事だと思う。でも、映画はきれいで良かった。(40代・女性)

 男も女もなくて人間愛になると思っていたのが以外な展開にビックリ。時代が変わっていることに又々ビックリ。少し考えさせていただきます。(40代・女性)

 新しい時代とでも言いましょうか。希望が持てそうです。(60代・女性)

 ステキな映画でした。目からうろこがボロボロ落っこちました。最近家を3F建ての新築にしました。近い将来まりこアパートと命名し、我々の共同住宅にしようかしら!明日から実現に向け更に更に楽しく生きようと思います。(50代・女性)

 女性が描く「性を取り上げた映画」を観て、凄い問題提起であることを強く感じました。一夫一婦制の中に女性を閉じこめたくないという浜野監督の意とするところはよく解りましたが、私は違う考えでいます。まさしく私の意識にゆさぶりをかけた映画でした。感謝します。(70代・女性)

 言わんとするところは解りますが、少し暗く、カラッとした気分になれませんでした。 (60代・女性)

 全体的にスローテンポ過ぎた様に思う。老女たちの「性」という事で興味を持ったが、描き方が固定していたように思えた。こんな風に表現しないと伝わらないのだろうか?(50代・女性)

 自分自身の心の奥の気持ちを、まさにこの映画の内容そのものでした。(50代・女性)

 生き生きとした作品でした。この映画は一言でいうと解放と自由と言えるかも知れません。トークショーも素晴らしかった。浜野さんの次回作も期待したいと思う。(20代・男性)

 とても新鮮な驚き。共感出来ます。大きな喜びを本当に求めようとする女性がよく描かれている。(60代・女性)

2002年3月6日
パルテイ国際映画祭2002(とちぎ女性センター主催)
 40年前の日本映画を思い出した気分です。心がとてもすがしがしく、とても良かったです。(40代・女性)

 40代後半だからこそ感情を込めて見る事が出来ました。ささやかで、面倒な毎日をよりよく生きて行こうと励まされました。(40代・女性)

 「老いらく恋」楽しく観る事が出来ました。思いがけない結末に驚き。(女性)

 以外な展開でしたが、生きとし生けるもの自由な気ままさはあっていいと思いました。元気で生き抜く為に。(60代・女性)

 自分自身に問いかけられた様に感じた。老後を主人と真面目に考えて見ようと思った。(50代・女性)

 人ごとではなく考えさせられました。いつまでも元気で若々しくいたいと思います。ちょっぴりおしゃれで常に色々なものに興味を持って頑張ります。(50代・女性)

 とても面白く鑑賞出来ました。老いることの自由が新鮮に写りました。(40代・女性)

結構以外な展開でした。年を重ねると共に楽しみを見つけ生き生きとしている姿がうらやましいと思いました。(20代・女性)

2002年2月24日
大阪ドーンセンター上映会
 これほどスカッとした映画はない。それは女たちが括らないからだと思う。一人の異性を共有出来る能力は男だけだと思っていたのがみごとに覆されて目から鱗でした。私は今離婚して再婚しようとしているが、子供や親戚から反対されて「よく考えて」と言われている。この映画を観て、なんで独立している子供達にとやかくいわれる筋合いがあろうかと確信しました。「なんでもあり」とかハッとする言葉が沢山ありました。困った時は出来るだけ助け合えばいいし、皆の為にガマンするより皆に見捨てられて孤独死したっていいじゃない、「最後が良ければ全てよし」この言葉は嫌いです。映画の最後に「いやらしい」に対して賛否両論ありましたが「いやらしい」と言うからいやらしく感じない、肯定的に良かった様な事を言うほうがよっぽどイヤラシイと私は思います。(50代・女性)

 老年女性の性という今まで無視されていたテーマをあつかっているにせよ、やはりヘテロ中心にかかれているのだろうと勝手に予想していたが、よい意味での予想をくつがえしてくれた。ただ、だからこそ、宮野さんと横田さんの関係(精神的なもの、肉体的なもの、ともに)がもっとていねいに描かれていてもよかったのでは、と思った。(20代・男性)

 すごく、良かった。人間の価値が上がったよう。(40代・女性)

 ユーモアでジェンダーやエイジズムを軽々と越境していて、見終わってとても心地良い。(30代)

 人との関係の中で認め合い受け入れ合う事の大切さが翌描けていた。そのひとつのコミュニケーションの方法として相手の良さを見つけて表明する、表現することの素晴らしさをメッセージとして受けた。(60代・女性)

 女性の性欲は60才を過ぎたら段々少なく、70才になると全くおこらないのだと思っていましたが、そうでないことがこの作品から伺えた。(60代)

 老齢化社会におけるありそうな場面だが、あまりにも「ろこつ」なのに驚いた。少々イヤミで下品かな。(60代・女性)

 女性の監督が撮られているので作品がとてもリアルに描かれている。個々の個性の表現がとても細やかに、かつ大胆に表現されているのでテーマのわりにはすっきりと仕上がっていて楽しめた。

 きれいに映画化されていると思う。現実はもっとみにくい面や感情が複雑にからんでいると思う。でも、今までにない角度からとらえられていて素晴らしかったと思う。

 性愛の美しさが高齢ながらさらりと流されていて描かれていた。(60代・男性)
 
 現代の悩みを大胆に表現している。身近にありながら口に出来ない部分を明るく表現されており、さわやかさを感じる。自分もこんなふうに生きていきたい。(60代・男性)

 浜野監督ならではのセックスシーンに感心。老人、女性、性、の結びつきが(大変難しい結びつき)実に解りやすく映像化されていた。(50代・女性)

 性欲に対して明るくオープンな感じで取り組むのはよかったが、暗く閉鎖的に育てられた者の方向性に対することにも取り組んで欲しい。(40代・女性)

 年をとると性欲はなくなるものだと思っていました。作品を観させていただいた今でも自分の親が、祖父母が、と考えると少し抵抗はありますが、これから生きていく参考になりました。(20代・女性)

 とてもよい作品で、心に染みて元気が出ました。(40代・女性)

 つまらない映画でした。高齢女性をバカにしていると思います。(50代・女性)

 なかなかシニカルで面白かったが、やはり男性上位というか、その視点が感じられた。(女性)

 観客に何を訴えようとしているのか、作者の意を聞きたい。(80代・男性)

 性に関係なく人生は人間対人間がいかに楽しく有意義に生きるかを知らされました。誰もが心の中に秘めていても身近な問題、悩みを小気味よくひょうげんして考えさせられる事です。(60代・女性)

 年を重ねるに従って”何でもあり”は自由になれて、とてもイイ!(50代)

 最高です。人間死ぬまで”性ある女、男”です。(70代・男性)

 とても面白かった。初めてといっていいテーマだった。最後の「いやらしいことしちゃった!」とケロリと言ってもける女の言葉は圧巻!(50代・女性)

 セクシュアリテイに関しては、自分の中にまだまだオープンにしきれない領域があることを改めて実感しました。安心してオープンに語れる社会ではない中で、どこまでオープンに語れるのか難しい感じがしています。少しずつでも本質の部分が安心してオープンに語れる世の中にしていきたいと思いますが・・。(40代・女性)

 老人にも性がある、恥ずかしいことではない、という事をさらりと表現していた。(60代・女性)
 
 若者に「年を取ることがステキなこと」とメッセージを送りたいと日々思っている私です。年を取るって、ほんと「何でもあり」で心地よいのだよ、と。悲しい現実(ジェンダーの束縛から解放されるにはエネルギーがいる)にも気ずかせたい。結末はこうなって欲しいと思う終え方でした。(50代・女性)

 老人の性をポジテイブに描いていて良かった。ラストで二人が手をつなぐシーンは、孤独ではない、ということも表しているのかも。(50代・女性)

 高齢社会に大変貴重な、性に関する課題を撮られたことに感銘を受けた。最近の若年層に関する無節操な男女関係には甚だ憂慮せざるを得ないが、高齢者も栄養状態も良くなった現在、年令に関係なく快楽を求める人も益々多くなることと思われる。(80代・男性)

 主人70才、私64才、子供達の巣立った後のこれからの長い生活、健康でありながら二人の結びつきのない共同生活はこれでいいのか、といつもむなしい思いの毎日である。映画を観て、複雑な思いで鑑賞させていただきました。(60代・女性)

 年を取ると男女の壁がなくなると言うことですね。枠を取り外したフリーな生活に入っていくのが興味深く思いました。(50代・女性)

 性というものをオブラートに包まずリアルに表現しているが、コミカルに描かれているのでいやらしさがなかった。本音の部分が多いので面白かった。(40代・女性)

 ミッキーカーチスさんを触媒にしながら、吉行さんが同性との関係に目覚めていくのがとても良かった。「私たちの年になれば・・」とありましたが、何歳でも性は自由なのだと思う。(20代・女性)

大人のファンタジー風で楽しめました。日本人ならではの表現方法で、どのような年齢層にも受け入れやすい作り方の映画と思いました。(40代・女性)

 シルバー女性の感情がよく出ていたと思います。私は男性ですが、気持ちは男、女、々だと思います。いつまでも青春でいたいです。(60代・男性)

 原作の最後に新たにセクシュアリテイの部分が付け加えられていて、性の多様性についてポジテイブなメッセージが伝わってきました。とにかく、理屈ぬきに楽しめました。

 日本で高齢の女性が主役で、そして、彼女らの性を扱ったこんな映画が作れるようになったのね。(70代・女性)

2001年11月23日
岡山国際交流センター
2001年11月25日
2001年12月27日〜2001年12月2日
岡山市立オリエント美術館での上映にて
 年をとると何でもありって本当にそれでよいのでしょうか? 本音の部分とやはり分別の部分の方が美しいと思うのは・・・古い考えかしら?(50才・女性)

 老熟の「百合が咲いたのね」。まさしくこの言葉でしょう。年を取ることは寂しいことではないはず。それには「性」にしても「生きる」ことも常に新鮮に求めることが忘れられてはならない。(70才・男性)

 女性でなくなってからは男性の事を考えたこともなかった今日この頃の事、改めて考えてしまいました。(55才・女性)

 最後の船の上での女二人がとてもかっこよかった。男も女もない自由な関係、年をとらなくても実現できたら楽しそう。肉球に興味を持ったけど先の楽しみにとっておこうと思う。(26才・女性)

 最後意外な方向に行って、とても楽しめました。年を重ねるという事は考え方によれば自由にもなれるという風に理解しました。女性がこのように今後性について自由に発言できるような風潮になれば、もっと男女が良い関係の社会になると思う。(26才・男性)

 老熟の性愛はやはりタブーの方が美しい。映画になるくらいだから世の中にはこんな女性が多いのかと思うと気持ちが悪い。70才も過ぎれば美しい景色とかお花に心を奪われ、男女の仲はお茶の友、お話の友で十分です。画面に白百合が一面咲き乱れていました。私はあのような景色の中でやすらかに永眠できれば幸せです。(63才・女性)

 女性の性を本当に人間らしく描いてくださりうれしいです。人間としてしっかり抱きしめられたい、抱きしめたい、気持ちよくなりたい、大事な感性を押し込めず生きていきたい。男、女を越え素直にそのことを言い合える関係を持つことが大事かな。(52才・女性)

 「年をとると何でもありなのね」というセリフがあったけど、年は関係ないし性別も関係ない。その時の気持ちに正直に生きるのが大切、と思いました。(35才・女性)

 とてもステキな映画でした。特にラストが素晴らしかった。早く「何でもあり」になりたいと思います。(44才・女性)

 今が一番若いのです。一日一日を大切に生きる事の大切さを学びました。(70才・男性)

 絵空事ではないのか? 作り物ではないのか? 年老いた女はああなのか?(70才・男性)

 大変面白かったです。生きるというテーマで観ると、人生いくつになっても色々な出来事があり、その体験を自分がどう受けとめ、自分がどう使って生きていくかも人それぞれ。どれが良いか悪いかではなく、自分の一度しかない人生を楽しみたいものだと思いました。(54才・女性)

 笑いっぱなしでした。SEXに関しても女性も男性も平等だと思います。明るくマナーのある性意識が広がればいいと思う。(28才・女性)

 大いに拍手! SEXについてはまだなかなかオープンに語られ難い世の中ですが、今回の切り口「お見事!」と言いたいです。(47才・女性)

 いやあ、面白かったです。今まで老年の性はなんだかタブーみたいな気がしていたけど、オープンにすることで人生の味わいが深まる、と。男性たちに多く観ていただきたいものですね。(47才・女性)

 高齢の性愛を見る暖かい目がうれしかった。自分も高齢でくくられる年齢に達しつつあるから。吉行和子さんの押さえた普通の人の感じと秘めた情熱の同居が良かった。(55才・女性)

 やりたいことがはっきりしていて熱意も伝わってきた。もっとダークなシーン(魂の叫び)があっても良かったかも。全体的にふわふわとしていた。今回のテーマについて嫌がる高齢者もいるだろう。社会の押しつけだけでなく、高齢者自らがこんな浮ついた事はダメだという例もあるのでは。(27才・男性)

 人間っていつまでたっても肉体的なセックスが必要なのだろうか? この作品を観て好感というものは持てなかった。精神的に安らげる生活が老後にあればいいと感じていたから。(46才・女性)

 異性・同性に限らず心許せる相手がいるということは、生きていく上で本当に幸せな事だと思う。今日の映画で実感しました。(60才・女性)

新聞にはコメデイーと書いてありましたが、笑えなかった! 今47才の私は「年をとりたくない」と思いました。バツいちで恋愛中ですが、もう少し違う答を探したい。(47才・女性)

 愛も恋も無縁の65才の女性ですが、この映画で私もスクリーンの中の女性となれば・・・。人生終わりの準備ばかり考えている毎日ですが・・・。(65才・女性)

 女性パワーを感じ、男として今後勇気を持てました。(64才・男性)

 最後の宮野さんの行為は恋愛というよりは友情として感じられた。というのは観客である私がまだ性愛的に幼いのかも知れませんが。(35才・女性)

 面白かった。楽しかったし微笑ましい感じがしました。とった、とられたで刃傷沙汰にならないところが良かったな。女とか男とか関係なく「何でもあり」という言葉がすごく新鮮で、これから先が楽しみだな。(49才・女性)

 とてもていねいな映像で、吉行さんがきれいだった。夫婦って何って思う部分も少しあったかな。高齢で一人になって性の事をどう考えていけばいいのか今はまだ思い及ばないけど、良いアドバイスになるだろう、と思いました。(46才・女性)

 人間は年をとると食欲と性欲が残ると言います。若い時はそれがいやらしく思ったものですが、年を重ねてきて人間の可愛さや哀しさなどを思います。(47才・女性)

 女性監督の細やかな心配りが女性の美しさ、愛らしさ、賢さをとても上手に演出されていらしてうれしく拝見いたしました。出演者たちを色々な角度からとらえて、役者さんの個性を、人間的な面をとても良く引き出しておいでだと思います。(57才・女性)

 いつも日本の映画に関して感じる事ですが、あまりにきれいな人間関係を表しすぎているように思います。あと一歩踏み込んで、年をとっていく哀しさ、醜さ、そして諦めが強く出て欲しかったと思いました。(57才・女性)

 最後の展開が良かったです。「やわらかい」というのが良かった。(22才・女性)

 年を重ねる事が楽しみになりました。あきらめでもなくシンプルに自分に向き合えることが出来るようになれる気がします。(40才・女性)

 扱っているテーマは重いのかなと思っていたが、笑いあり微笑む所ありで、見終わった感想は何だかすごくさわやかって感じ。(35才・女性)

 本当に柔らかくてもOKなの? OKなの? OKなの? OK・・・かな。(27才・男性)

 生きている限りどう生きていけばいいかを教えていただいた映画でした。物事に対する見方、考え方を変えて行く事で心明るく生きられるように思う作品でした。(54才・女性)

 女性の願望? 今のタブーの打破? 真面目にきれいに仕上げているがやはり一つのモデル、パターンであり、作り話の範囲内。(61才・男性)

 この映画はシニアの男・女性に人間の奥底に潜む壁を取り去ってくれた。人間は一人では生きれない、映画のテーマ通り男性、女性だからと壁を作るのではなく、人間として愛し愛される生き方が望ましい。生きる為にはスキンシップ、心のふれあい、ときめきの気持ちを常に持つ人が天寿である。私は57才だけど人として多くの人と出会い、楽しい人生を歩みます。(57才・女性)


 この年になると男も女も関係ないわね・・・。何かを超越したものを感じた。性意識の深まりを一人うなずいています。(42才・女性)

 優しく、可愛く、女らしく年を重ねて行きたいと思いました。人を蔑む心、恨む心、欲心な心を捨て、いつまでも若い心でいたいと思う。心の持ち方によって自分が輝いていられると思いました。暖かい映像でした。(54才・女性)

 良かったです! 年齢的には自分の今の状況とかけ離れていてピンと来ない部分もありますが、反対にそれで冷静に感情移入せずに観れました。吉行さんとミッキーさんのキスシーンから後、ドキドキしてしまいました。年令広く観てもらいたい映画ですね。(32才・女性)

 家庭内離婚や家族がバラバラになる家庭が珍しくない今日、血縁や男女という生物学的側面ではなく、結縁によるつながりが求められていることを老人の孤独や生命の尊厳という点も折り込んで教えてくれた。高齢化社会を目前にして何が急がれるのか、老人や家庭を再生させるためには成員が性別年令を超えて共同体としての機能を回復させるのが欠かせない、と突き付けられたように思う。(37才・男性)

 夫とのセックスレス、離婚の話し合い等続いている自分の環境、浮気相手とのセックス、様々の自分の悩み、悲しみ、喜びの中でこの映画を観ました。ステキな応援歌となりました。(30代・女性)

 まだまだ老いの性、女性の性について触れられたり、俎上にのる機会がない中で、このような映画がパッと作られたことはありがたいことだと思いました。広く家庭の中やカップルの中でもっと語られるきっかけになるといいな、と思います。(30代・女性)

 老いをどう生きるか、死に近づく中でどう生を豊かにするか、が性の問題よりもよく伝わってきた。性=生として撮られていた映画としては評価できる。SEXは子供を作るためだけではなく、更年期を過ぎた女性にとっては、女性でもあり成熟した大人であることを確認する重要なコミュニケーションの手段だと思う。(37才・男性)

 新鮮なテーマでした。これから直面することになる問題だと思う。悩まなくても、あるがまま受け入れたらいいんだ。一つの指針のような映画だった。(37才・女性)

 何かほわっとするような、コリをほぐしてくれるような映画だと思います。(58才・女性)

 人が生きると言うことと性愛のことは切り離せません。看護婦をしているときからそのことはずっと考えてきたことです。男が女を、あるいは女が男を「口説く」のに大切なのは言葉です。その人の生き方や考え方が言葉になって表現される、と思います。70才を越えると人間愛になるのでしょうか。未熟な私にはまだまだ未開の境地です。年をとるのが楽しみになりました。(47才・女性)

 とても前向きな気持ちになれる作品だと思います。登場人物の心情にそのまま寄り添うことが出来ました。ちょっとね、泣いちゃいましたよ。感動しました。明日もがんばるぜって感じです。(37才・女性)

 とっても楽しく見せてもらいました。自分がいとおしく思える映画でした。(54才・女性)

 老後の生き方については色々考えてきたけれど、性についてはあまり考えていなかった。少し、ショックでした。(54才・女性)

 生きてる間は人生捨てるなって、すごく希望に満ちたメッセージを受け取りました。(37才・女性)

 男社会に対する抵抗が人生を占めていて、本当に年ばかりくって取り返しがつかないことをしたと思っていたが、少し楽になった。(38才・男性)

 女性達が三好さんを通して女としてイキイキして美しくなってくる。嬉しくて、ワクワクして観ていました。私もいつまでも女性として生きていきたいですね。(48才・女性)

 男女の愛は永遠。素晴らしい。みんながあまり口にしないことを、きれいに美しく表現してくれた。(84才・女性)

 ゆったりした流れに乗っていたら最後に思わぬ成り行きになり、面白い作品でした。出てくる女性達、元気だったり、可愛かったり、年をとってもいいことはあるだろうし、心華やぐこともあるんだ、ということを観れてよかったです。(44才・女性)

 思いがけない終わり方で驚きました。女性同士のセックスということに異和感はありません。けれど、若い頃から長い間体を重ねてきて、というのではなく、ああいう流れでああなるか? というのはちょっと疑問。でも”何でもあり”こそがセクシュアリテイーなんだろうな。(44才・女性)

 人間の存在そのものを考えざるを得ない今の時代に、性と生き方をテーマにしていると思いました。しかし、何を生き甲斐に生きる元気をうみだしていくかは、体の触れ合い、SEXとは限らないと改めて思いました。男女の存在の意味、触れ合いの行き過ぎについて考えさせられました。(50代・女性)

 面白いと思う。いろんな考え、生き方があって良いし、内容に深みが出れば面白くなる。誠実さに好感。女性の監督さんでうれしい。(70才・女性)

 ああいう現実もあるかなあ、と違った世界を覗かせてもらった気持ちです。男の人から見た世界かと思ったら、女の人が作られたと聞いてびっくりしました。(62才・女性)

 吉行和子さんの表情が美しかったです。女性の官能を切り取る浜野監督の力量を感じました。ラストの宮野さんと横田さんは、こういう結末もありかなとは思いましたが、そういう形になる過程に少し違和感がありました。(女性)

 吉行和子と白川和子との結末は意外でした。今一歩別の面からの老人問題を提起してあれば良かったかと思われます。虚をつかれた感じになりました。(57才・男性)

 タイトルも良かったし、人生観も変わりそう。時代の先取りの映画を見せていただいてとても良いと思いました。人生、これから・・・と思う。(64才・女性)

 とても素晴らしい作品に出会えて、また女性の手で作られたことに感動している。年とか性とかに関係なく、性を自然なこととして位置ずける映画がもっともっと創られたらうれしい。きっと日本の男女が自己解放へのエネルギーがいただける作品ではないかしら。この映画は・・・。(54才・女性)

 閉経後の女性のセックスをカラリと描き、妙なメッセージがないのが気に入った!
しかし、最初のゆるやかなテンポにはなかなかなじめずガマンを要したが、このテンポもテーマの一つではないかと気ずかせるあたりがさすがだと拍手を送りたい。(女性)

 やはり今日来て良かった。女性の目から見たいやらしくもなく、とても美しいセクシュアリテイーを見せてもらった。これを男性監督が撮っていたら全く違うものになっていただろう。(37才・女性)

 年を取るたびに諦めなければならない事が増えていく気がして嫌だったが、気の持ちようだと思った。見に来て良かった。(22才・女性)


 老人の性を明るくユーモラスに描いていて、テーマを喪失した日本映画界に新風を送り込む作品と思った。ミッキーカーチスには初老の色気があり、肯定的な意味で言葉巧みなドンファンぶりが実に良く出ていた。取り巻く女性達もそれぞれ個性的で魅力的な組み合わせだった。(60才・男性)

 吉行さんが本当にきれいでした。ラストのアップにはドキッとしてしまいました。また、ミッキーカーチスさんとのキスシーンから愛し合うところは、外国映画やテレビでもっときわどいのを見ているのに、すごくドキドキしてしまいました。鞠子アパートの女性たちがどんどん少女のようにウブになっていくのを見て、自分や母もああなっていくのかな? と思いながら観ました。女はいつまでたっても女なんだ、と改めて実感しました。(32才・女性)

 良妻賢母の教育を受けた世代、性の事は秘め事、タブーが世間一般の風潮でしたが、夫を送り、残る生を女として愛する人の為に最後の命を燃やして逝きたいと思っています。70才にして恋を得、ときめきの心をさずかり幸せに思っています。(71才・女性)

 とかくタブーになりがちの老人のセックスに対して前向きにとらえられたことにまずちょっとショックというか感動です。キャストもいいし、舞台になったアパートも後20年で老人になるであろう我が身には夢のすみかにみえました。(52才・女性)

 とても良かった。日頃おおっぴらに口に出せない高齢者の性に対して、明るくおおらかな表現で楽しく、またうらやましく思いました。夫婦でありながら「もう年だから」「いい年をして」とか愛情表現も全くなくなり、味気ない同居人として暮らす日々を思う時、とてもうらやましい内容の映画だったと思います。(65才・女性)

 今、主人とともに生きているので1人になるということが実感としてありません。良い作品だと思いますが、身近に感じられませんでした。ただ70才を過ぎた両親と同居していますが、両親がいつまでも性を意識する人であって欲しいと思いました。(45才・女性)

 老人の性を扱っていたのがめずらしくて新鮮。また女性同士のエピソードもあって性の多様性を描いていてうれしかった。(30才・女性)

 とても気持ちよく観た。タブーと言われていることがどんなにつまらない”しばり”であるか気がつく映画に仕上がっていたように思います。見終わった後心地よさを感じました。(50代・女性)

 観念的。内容は素晴らしいが、描く(表現する)手法が古くさい。若者は逃げる。(56才・男性)

 くすんでいた気持ちが吹っ飛んで元気がでました。老いても楽しく生きます。ありがとうございました。(74才・女性)

 とかく「男性と互角に」「平等」ばかり主張されている昨今。こびを売るのはいやだけど、女性らしさを忘れたくない。自分の性別を忘れつつあるので、もう少し「女」の自分を慈しみたいと感じた。(31才・女性)

 役柄でミッキーさんの年令と同じ74才です。こういった人生もあるのかと改めて人生を見直しました。大変愉快でした。(74才・男性)

 吉行和子さんの表情がとても美しかった。女の私がみてもドキドキするような美しさだった。ミッキーカーチスとのからみのシーンがとても印象的でよかった。これからも既存の「らしさ」をくずすような映像を期待している。(35才・女性)

 新鮮でした。ラストは予想外でしたが・・・。たとえSEXしなくても触れ合う事ってとっても幸せな気分になれるものですよね。ウン!、ウン!、と実感でした。(40才・女性)

 そーだよねーと思う。誰かと触れ合って安心できて気持ちいいのは男や女にこだわる問題ではなく、とにかくそーなのだ。ふつーのシーンより濡れ場がすごくスムースに頭の中に入る私って何だろう? と自分で思った。(34才・女性)

 独り身になって10年、これから自身の老いについても考えざるを得ない時になって、子供も手を離れ”淋しさ””人肌恋しさ”を感じるようになりました。”何でもあり”の人生に希望を見いだせるのかな?(52才・女性)

 どうして真っ向から性に向き合っているのにコメデイになるのでしょうか。タッチはもちろんの事、性にまつわるいろんなどうしようもなさが失笑を誘うのかもしれませんね。
 私の中の百合からイメージした時にもっとドロドロしたものを想像していたので、むしろ拍子抜けしたというのが正直なところなのですが、私の身近にこの話は実在しています。想像するにドロドロし得るというのは、それなりにエネルギーを必要とするのかも知れませんね。使えるエネルギーが限られているなら形も変わるかも知れないし。(30才・女性)

 「男だから・・・あるべき」とか「女だから・・・あるべき」とか年令に制約される今の社会環境は疑問に思える。性別や年にとらわれず一人の人間でいいじゃないかと日頃から考えていたのでこの作品を観にきました。(34才・女性)

 「私たちの年令になると男とか女とか関係なく何でもありなのよね」 本当にそう思います。6年前妻に逝かれ、何とか豊かな余生をと思い、趣味に興じていますが、趣味はあくまで趣味、やっぱり人との関係がもっとも心豊か(苦しみも楽しさ、嬉しさも含め)になりうるものと思っています。もっと自由に豊かに生きられたら、と思っているのですが・・・。(57才・男性)

 ジェンダーの視点からも、老人の性愛の視点からも、とても興味深い作品でした。
介護の仕事をしていても老人の性に出くわすことは多かった。でも、色気のある老人の方が活き活きとしていて人間的でした。私は今でも「男だって女だってどっちでも良い」のだけど・・・。一人の人間が一人の人間を好きになるんだから。(34才・女性)

 最初と最後の画面一杯の百合群が印象的でした。女の性愛がいつまでもあること、男とか女にこだわらず愛で生きていく人間の美しさが輝いていました。こんな映画の生まれる時代になったのですね。(60代・女性)

2001年12月1日
「日本女性会議2001みと」アフターイベント上映にて
 社会の常識というものに縛られて自分をどこかで制御している部分があるかも知れないと思いました。(20代・女性)

 「日本女性会議2001みと」が主催の映画だから「こうじゃなくてはダメ」というメッセージを伝える映画なのかと思っていましたが、面白い印象を残してくれた映画でした。(30代・男性)

 まだ私の年齢では割り切れないところがありました。(40代・女性)

 性の問題は奥が深く、私性・密室性が付きまとっており、性については無知・無視で立ち往生せざるを得なかった思いを開かせてもらいました。人権と自由と自尊の呼び声をこの映像で見せてもらいました。(40代・女性)

 いくつになっても恋をして、かわいい女でいることは素晴らしいと思いました。(40代・女性)

 性から遠ざかっていた宮野さんが、性に触れることにより見違えるほど生き生きとしていく姿に感動しました。生殖につながらない性の中で倫理を越した性の喜びの大切さに新しい生き方を知ることが出来ました。(40代・男性)

 高齢になってからの性に対して自分自身も社会も正直になれたら、ジェンダーに対する意識も異なったものになると思います。(50代・女性)

 自分の中にあった何かが開かれた感じがしましたが、最後のシーンにまではもう少しかな・・・・。(50代・女性)

 79才の寝たきりの母を看ていて、母にとって60−70才の頃、この映画のような華やかな事があったなら娘にとってはうれしかったです。60才で未亡人になった母はあまりにも常識にとらわれてしまったような気がします。私も未亡人となったら寂しい人生が待っているような気がしていましたが、少し気分が楽になりました。(50代・女性)

 タブーとされていた女性の老年期をスクリーンに描き出してくれてありがとうございました。これから生きていく上で大いに勇気や楽しみが持てました。(50代・女性)

 主人公の宮野さんを吉行和子さんが演じられたことが作品を心地よくし、作品からのメッセージを素直に受け止める事が出来ました。(50代・女性)

 性というものに抵抗がありましたが、映画を観てトークを聞いたら何だか心が軽やかになりました。(50代・女性)

 晴れ晴れとしたラストシーンの吉行さんの笑顔にダブってこれからの熟年の男性は大変だぞ、という感想をもちました。(50代・女性)

 ある種のパワーを感じとても後味が良かったです。接触することはお互いの心の中で何かセクシュアルなものを感じるのでしょう。(50代・女性)

 女性はいつまでも女性であるという事、夫か私か解らないが一人取り残された時の身の振り方等も考えさせられました。(60代・女性)

 ゆっくり胸をときめかせながら未来を想像して観せていただきました。(60代・女性)

 一般的には映画のようであるかどうか考えさせられました。面白かったのですが、若い人には観せたくないと思います。(60代・女性)

 人生60年を過ぎて、どんな場面に出てもちょっと控えめに行動しようと思っていた矢先の映画でした。誰のものでもない自分の人生、これからだと思って行動したいです。(60代・女性)

 百合の花を咲かせた半面、お互いへの嫉妬で体を悪くしませんか。(60代・女性)

 心の本随を垣間見た気持ちになりました。人間の本当の生であると思います。(60代・女性)

 浜野監督が私と同じ思いを持っていることが解り、自分に自信が持てました。(60代・女性)

 人間が生きるのに性(さが)は切り離せないとは思いますが、あの年齢においてそれだけにしか生き甲斐がないのはあまりにも悲しいと思いました。私には何となく理解出来ません。(60代・女性)

 タブーの世界をユーモラスに描いているところが印象的でした。(60代・女性)

 性愛は若者ばかりのものではありません。最後まで女でいたいです。男性にも観て欲しいです。(60代・女性)

 女性の生涯の追求としての心情(性愛)については感銘できます。反面、人間関係においては大きなリスクも生じるのではないかと思います。それは、「醜いこと」と「みだら」ということの行動です。現在日本の性について乱れていると言われる中で真の理解を得ることが出来るかとの思いを深くしております。(60代・女性)

 ラストの主人公の画面からの客席への挑発的なセリフも、こういう成熟した演出・演技ならばそれは挑発・挑戦には見えません。それは当然の事であり、奨励すべき事でもあるのでしょう。(60代・男性)

 何歳になっても「ご婦人」としてみて扱う事の大切さ。学校教育も必要でしょうか。(60代・男性)

 「日本女性会議2001みと」の感動と、この映画のテーマがかみ合わず戸惑いました。どうしてこの映画を選んだのかその意図を聞きたいです。この映画に出てくるような女性の生き方をするために今私たちは共生への努力をしているわけではない、という思いでいっぱいです。しかし、浜野監督の映画界における奮闘はよく伝わりました。(60代・女性)

 未亡人生活10年余で言いたい事を言ってくれた映画だと共感を覚えます。(70代・女性)

 あまり感動しない映画だと思います。(70代・女性)

 私としては時限の違いを感じました。(70代・女性)

 タブーの部分を描いていますが、あまりいやらしい感じは受けませんでした。心のときめき、感触の楽しさは素晴らしい事です。(70代・女性)

 異性が入ると華やかになって人生が明るくなるものだな、と思いました。(70代・女性)

 本当に自然な男女関係が描けていると思いました。(70代・女性)

 高齢化社会とは、大げさにいうと一夫多妻制の共同社会ではないかと思いました。元気な老人であれば女にもてる社会になるのでしょうか。女性は更年期を過ぎると色気も何もなくなるのかと思いましたが、そうでもなさそうです。(70代・男性)

2001年11月01日
青森市女性センター「アピオあおもり」での上映にて
 原作には歓迎会後のシーンはありませんでした。ちょっと意外な展開でしたが、そこに監督の思いが込められていたような気がします。戸塚さんが”死ぬのが一年早かった”と悔やんだように、もっと生きたかったと思えるような楽しい人生を送れるといいですよね。(30代・女性)

 年をとっても触れ合うことは人として自然なことではないでしょうか。素直に気持ちを大切に生きてゆきたいです。もっといろんな人に観て、考えてほしいです。特に男の人、年配の人たちに!(40代・女性)

 非常に女性の可愛らしさを感じました。老後も異性からも同性からも可愛いと思われる女性になりたいと思いました。(40代・女性)

 始めいやな男だと思いましたが、最後は「いいか」とも思えました。女の性の悲しさ、みにくさ、暖かさ、人間のさまざまな部分が見られたと思いました。でも、最後のキスシーンは今の私には理解出来ません。70代になったらもう一度観てみたいと感じました。(40代・女性)

 昨日には戻れないが、明日には生きる事が出来る、という希望を持ってがんばります。(50代・女性)

 自分も年と思い、何もかもめんどうくさかった。少し自分を変えてみようと改めて思った。自分に正直になろうと思った。(50代・女性)

 世にある、選んで生きる、ない、死、そして不思議ですが、ある世とない世をTELでもあるように進行していることが面白かった。性は生、百合の花、生きている、選んで生きる、に感動しました。(50代・女性)

 一般常識の枠を自分にかせなければ人生はもっと自由にはつらつと生きられるということが良くわかりました。(50代・女性)

 明るく若々しく生きる、という事は賛成なのですが、感情的に流されてSEXをするという事には不賛成です。茶飲み友達の域を超えない様な映像であってほしかった。(50代・女性)

 昨年の7月に夫を亡くした身ですので、私の人生の後半を見たようで悲しかったです。(50代・女性)

 現在一人暮らし、いつまでも若々しく生きると言う事を考えさせられました。(60代・女性)

 自分をしっかり見つめ、最後まで生き甲斐を持って生きることを知りました。(60代・女性)

 私も一人暮らしです。あのように生活が出来ればと思います。性に対しては年齢に関係なくあるのですが、感情を抑えていることは多々あります。これからは感情を豊かに表現して生きることも大事と思いました。(60代・女性)

 感動しました。自分はもう年だと何にでも引っ込み思案でしたが、これからはいろんな人たちの中に入って、楽しく暮らして行きたいと思いました。(60代・女性)

 とても良い映画を観る事が出来ました。自分の老いも明るく楽しく過ごせればいいなあと思います。性は生との事、つくずく感じさせられました。また大人の映画を観たいと思います。私の父も93才で亡くなりましたが、楽しかったのかなあと思い返されました。(60代・女性)

 年を重ねてもいやらしくなく、いつまでもああいうふうに生きたいと思いました。(60代・女性)

 人はいくつになっても、青春とやきもちがあるものですね。(60代・女性)

 70−80才過ぎても恋心があり、きれいでいたいと思いますね。(60代・女性)

 心おだやかに夢を持ちつずけたいと思いました。(60代・女性)

 私もこのように年を重ねて行きたいと思いました。何か「ときめき」を持って・・・・。(60代・女性)

 これから百合の花をながめる時、この映画を思い出す事でしょう。(60代・女性)

 60才になり、これからが人生の楽しみと友達と常に話している今日このごろ、本当に考えさせられる映画でした。私はまだ夫が現在元気で働いていますけど、40年一緒でも時々わからないところが出てきます。これは一生全部相手の事を分かることは出来ないことではとこのごろ思っています。でも、楽しく過ごしたいと思いました。帰ったら夫に話して聞かせます。(60代・女性)

 物語のテーマがよく理解出来ないまま、長い時間が過ぎた感じがしました。(60代・女性)

 とても素晴らしい時間でした。最初のシーン、目に焼き付いています。(70代・女性)

 熟女に若さを与えてくれました。人間は逝くまで映画のようであれば幸福というものでしょうか。(70代・女性)

 いやはや何でもありですね。(70代・女性)

 男と女の比率が反対だったらどんなドラマになるのか楽しみ。(70代・女性)

 ただ、ビックリ。(70代・女性)

 日常の中では考えられない。若い人から見た老人の性の様な気がする。(70代・女性)

 私には出来ない。(70代・女性)

 異常な映画だ。嫌いです。(70代・女性)

 心の中は驚きと革命で混沌としている。またこういう映画を観た方がよい、と思いきかせている。(80代・女性)

 社会は男性、女性で出来ていることを改めて感じた。それぞれが尊重しあうことのようである。(80代・男性)

 若さを失って若さの尊さを改めて感じました。不自然な老いを生きるより自分に正直に一日一日を感謝して暮らして行きたいと思います。反省の意味でこの映画をもう一度深く考えて見たいと思います。(80代・女性)

2001年10月19日〜2001年10月28日
札幌・渡辺淳一文学館での上映にて
 高齢女性の性の問題として、すごく勉強になりました。そして、楽しかった。素敵でした。(70才・女性)

 日本(社会)では、あまりにもタブー視され、性そのものが持つエネルギーをもっとプラスの面で事実として認知されないものかと日頃感じていましたので、この映画で、ほんとにやさしい人間性を感じ、涙が出ました。素直で、率直で、のびのびとしていて。(63才・女性)

 性欲は男性のみではない、という事を誰かが描いて欲しかった。(69才・女性)

 日本では長い歴史のなかでタブー視されてきたテーマですが、人間本来の有りようを考えさせる一大テーマであり、新世紀に生きる日本女性の生き方とともに探っていきたく思っています。これからも60才以上の女性の性を扱った作品に期待しています。(61才・女性)

 楽しい映画をありがとうございました。私のまわりも元気なのは女性ばかり。せめて映画の中のように楽しい時間を共有できる男性を増やさなきゃ。(67才・女性)

 「老いらくの恋」は汚いものとしてとらえがちで、老人は古来は物知りなどで村などでも尊敬されてきた立場であるのに、現代では若者に世話をかけてはいけないという控えめになってしまった。やるべき事はしたんだし(社会的立場)堂々とするべきだと思う。あと、ファッションも年を取ると灰色やゴムのズボンなどはくし、夢がない。もっと明るい色を着て華やかになればいいと思う。(34才・女性)

 考えていた以上によかった。原作を読んでいたので映画はどのようになるか知りたかった。新聞で女性二人の関係を読み、とても気になっていたが、素直に受け取れた。でも、この関係はもう少し考えたい。(70才・女性)

 老人の性は自分自身が抑圧している面があり、この映画の登場人物のように生き生きと生活している人は少ないでしょうね。でも、難しいテーマをコミカルに表現されていてよかったと思います。(69才・男性)

 ”老いることは成長する事”と聞いたことがある。老いてこそラストのセリフにもありましたが、”何でもあり”でよいのだと思います。私の母も70才ですが、いつも恋していますよ!(45才・女性)

 なぜか涙が出てきました。年を取ることに安心したからかな。(56才・女性)

 高齢者ということで、周囲も本人も抑制することが美しい、清いと思いがちだが、あるがままにと言う事が大切だと思った。(73才・男性)

 これから高齢化社会にむかってタイムリーな話題と思う。自分もいくつになっても男と女でいたいと思う。(50才・男性)

 私自身、人生の折り返し地点に入り、仕事の上で美しく老いる事が日常のテーマとなっています。外見でなく内面の美も磨いてこそ充実した人生が送れると思います。その為には生涯「恋愛」と「美」を求めることは不可欠です。人生、死ぬまで女です。さわやかな気持ちで、老いもまた楽しい、と感じました。(53才・女性)

 ラストの展開は意外で驚きましたが、恋いをする気持ちはいくつになっても人間の心の中にあるのだ、と思いました。(44才・女性)

 面とむかって人とは話せない老人の性を非常に素直に描いていたと思う。まだ未知の分野なので興味が強かったが、老後も明るい見通しに思えた。今までの老人問題は、品行方正というか昔からの悪しき慣習から抜け出ないものばかりだったので、女性の側からこのようなものを出して悪しき伝統を打破して欲しいと思う。(49才・女性)

 娯楽として成立しつつも、力強いテーマを感じることが出来た。浜野監督のいわゆるポルノもぜひ観てみたいのですが、機会がありません。(36才・女性)

 女性のこのようなテーマの映画は、女性を力ずけ楽しませてくれると思います。(女性)

 年老いても、ときめいていたい、輝いていたい、と気持ちが表れていてよかった。(52才・女性)

 原作を読みましたが、映画化されてこんなに楽しく美しくなるものかと感心しました。
それにしても三好さんがうらやましい。いくつになっても男は女を、女は男を意識して楽しい人生を送りたいものですね。(64才・男性)

 ちまたの恋愛至上主義(押しつけの、ステレオタイプの)にはうんざり、げんなりしつつ、でも、恋愛ものにこだわって観てしまう私にとって、とても面白かったです。挑発的で、とんがってて、そして、きれい。色っぽいし・・・。私も自分がばあさんになったら(その前でも)男女問わずいい人と好きあえる、そういう年の取り方もいいぞ、と思える美しさでした。女が年を取る怖さという他に、めんどくささ(性愛とかどうなる、どうする、とか)も考えていたところなので、すごくいいきっかけになりました。女も子供も年寄りも黙っておとなしくしてろって言われたくないし、言う側にももちろん立ちたくないし、性差にこだわりすぎるのも嫌だし・・・・・。(34才・女性)

 高校で演劇部の顧問をしています。今回11月中旬の全道大会で三人の老婆の演劇を発表します。それゆえとても興味深く拝見しました。年を取ることは決して嫌なことではないのだ、ラストの”何でもあり!”には痛く同感しました。次回作も楽しみにしています。 

 ラストの吉行さんのセリフは観ている客への挑戦状と受け取っていいのでしょうか(笑)。ありきたり(定番)の終わり方でなくて、びっくりしました。吉行さんは美しく、白川さんは艶っぽくていいカップルでした。でも、三好さんとの関係を継続する女2人の方が私にはリアル感がありました。(37才・女性)

 これまでにない内容でしたので驚きました。はじめはよく理解出来ない部分もありましたが、刻のたつと同時に感動を覚える事が出来、共感できるものが多かった。(75才・男性)

 これからの新老人のあり方について一石を投じたものとして評価したい(女性のみならず男性にも)。(73才・男性)

 笑いの中にも考えさせられる作品でした。年輩の女性を主人公としているので、将来に対してとても勇気を得た気分でした。(51才・女性)

 よくぞ取り上げてくれた、と思いました。ユーモラスに老人の生き方を描いていてよかった。本音の部分が出ていた。自然体で生きることの大切さが描かれていたと思う。(63才・女性)

 暖かさと、優しさと、そして柔らかさに包まれて、年老いても幸せでいられるのですね。(56才・女性)

 私は老人の恋愛、セックスは大いにすべきだと思っています。今日の映画のようにある老人ホームで素敵なおじいちゃまが入って来た途端、おばあちゃまたちは化粧をし、生き生きと輝いてきたそうです。”年寄りが恥ずかしい”という考えはもってのほかです。(45才・女性)

 ユーモラスに取り上げていましたが、別の角度からのものもあってもいいですね。だって、女性は長生きなのですもの。生は性です。(67才・女性)

 元気が出るのでGood! 映画ってこうでなくっちゃ。(47才・女性)

 老人の性に対して真正面から取り組み、コミカルな中に真剣さがあり、素晴らしいと思います。(53才・男性)

 60才に入り、ちょっと転んで骨折して滅入っていましたが、この映画を見て勇気ずけられました。生かされている間は老齢を気にせず、楽しく生きていきます。この年齢にあっての私たちは「何でもあり」という言葉がぴったりですね。(女性)

 ほのぼのとした映像をありがとう。浜野監督の映画一筋に歩んできた哲学にも似たものが表現されていて素晴らしい。年輪とともに性愛が熟していくことは望ましい。そのスタイルはフリーです。まさに応援歌。(54才・男性)

 社会にとり大変必要。高齢者の性に社会はもっと理解と関心を持つべき。この映画は若い人にも見て欲しい。(73才・男性)

 いつまでも恋心、ラブラブの気持ちを持ちつずけたく思った。日本人は脳から洗脳しなければー。(67才・女性)

 これからは益々高齢社会、”何でもあり・・”でいいんじゃないですか。(60才・女性)

 見終わって、ホノボノとした気分になりました。年を重ねるってステキだと思いました。(56才・女性)

 エイジズムとセクシャリテイーは反比例してるのかなーと思いました。女性はまだ社会で認められないことも多いので何だか考えます。(20才・女性)

久しぶりに笑いました。楽しかった。現実はこうはいかない。(70才・女性)

 50代女の目線で人の人生の生き様を切り取った上等のスナップ写真を思わせる切り口で描かれていると思う。日本映画の生活臭も感じさせるカメラの動きが安心感と共感を誘い、テーマが誰にでも想定しやすい性である事から男女の別ではなく、人間の老いをメルヘンとして受け入れる事も出来よう。老人施設などで働く人などにも観て欲しいし、グループホームの理想とも思う。
 老練のスターを取り揃え、自在に個々の持つ人間(役と言うよりも)を表出しているところが小気味よく、メッセージとしては「生きて、明るくていいのよ」というハーモニーが響いてきそうだ。だからメルヘンで女の可愛さが視覚を通して伝わるのだと思う。実生活はなかなかああした公平な目で物を見れる人が少ないのではないか?
 映画を観た帰り道、やっぱり映画を観た男性と道連れに歩き(70才以上?)、電車に乗り、私は札幌駅で「お先に」と行って下車した。興味を持てば世界が変わったり広がるのは皆が平和に慣れたから知っているのだが、感じてはいるが方法が分からないのではないだろうか。年を取るのは誰だって初めてなのだと気ずけば糸口はどこにでもある。やってみなくてはわからないもの。(64才・女性)

 ミヤノさんが亡くなったトツカさんとイイ仲だったことははじめに分かったので、最後にヨコタさんとミヨシ氏を通して仲良くなった後の場面はとても納得がいって、きれいなシーンが多かった。「森の中の淑女たち」は女だけでこの作品とは異なるけれど、ふと思い出した。1人1人の女の人生があやのようになってからまっていくところだろうか。
 自分自身はレズビアン経験の長い「バイセクシャル」(現在のパートナーは男)なので、女性同士の心の通じあいが肯定的に自然に描かれる映画にはとても共感がわく。その点で1番よかった。(35才・女性)

 先日、「そうよ、今だってボーイフレンドはいるよ」と言ったら、若い女の子が「エッ」という顔で笑ってから次の会話に入りました。白髪のおばあさんにボーイフレンドがマジでいるというのはヘンな事でしょうか?(64才・女性)

2001年09月29日
ウイングス京都女性映画祭にて
 すごく面白かったです。監督のキレのあるトークと吉行さんのオーラに大満足。そして、映画自体観終わった後「えーなあ、コレ」という感じ。美しい話だと思いました。ラストの白川さんと吉行さんのキスシーンは私にとってはごく自然な成り行きに感じられ、なんだかホッとしました。 (30代・女性)

 生きる勇気と希望をいただいたような気がします。全ての出演者の方が輝いていました。浜野監督のパワーもらったので頑張ります! (30代・女性)

 自分自身50才を出て、孫も出来、まだ二人の息子の結婚を見なければならないのだが、まだ女性としてトキメいていたいと願望があるのに、それは不純な事、いいおばあちゃんにならなければ、と思っていたのですが勇気をもらいました。これからの人生、元気でいつまでも若々しく生きたいです。 (50代・女性)

 今回この映画を観てとてもよかった。現在私も夫と夫婦らしき事がないし、その気にもなれません。私は小学校時代の友達と今も友達でいますが、年をとった時にこの映画のようないい感じの友達でいたいと思います。 (40代・女性)

 性に対する意識がほんの少し変わりました。 (70代・女性)

 まわりを気にした生活ばかりしてきました。現在62才、これからまた考え直して楽しい老後を過ごします。 (60代・女性)

 とても良かった。セックスを人生の楽しみの一つと考えて、老いの人生の中に入れたいと(残しておきたいと)思えました。 (40代・女性)

 この映画のキャステイングを見て疑問に思っていた何故ミッキーカーチスさんなのかということがナゾ解き出来ました。大人の映画と言う感じでした。年をとる事を恐れず、自信を持って、いつまでも輝いていけたらいいな、と思いました。 (60代・女性)

 主人が2年間病気して3年前に死んでから、子供の頃の初恋の人に会い、今は恋をしてドキドキ暮らしています。でもこの年になり(61才)自分がおかしいのかと思っていたところなので、この映画で生き返った思いです。 (60代・女性)

 老人の性愛を「生々しい」「気持ち悪い」とタブー視していたのは”心”だったんですね。父母、特に母に観せたいです。 (30代・女性)

 何でもありの生き方、前向きな自己肯定の生き方に元気が出ました。リストラの嵐の中、夫は疲れ果て、最近はセックスレスの夫婦だけど、それでも夫にトキメき他の人にもトキメいている私にとても共感させていただきました。 (50代・女性)

 大変楽しいユニークな映画でした。生き方、変わりましたよ。 (60代・女性)

 女性監督であるということを当日知りました。老人たちの性を堂々と描き出された内容大変ビックリいたしました。年代、生活環境、日本古来の古い女の意識を強く持ち続けていたからかも知れません。何パーセントの老人がこのように生きていけるかは未知数として、日本の老後が暗いのは他人まかせ、お国まかせにしておくからだと思う。本人自身が自己的に明るく生きることに興味を持つようにすればいいと思う。        (50代・女性)

2001年09月09日
あいち国際女性映画祭にて
 面白かった。老女も男性のリードで性を解放するところが下品にならず、ちょっと考えさせる間もとって見せている。老人と言えば介護を想像してしまいがちだが、介護スタッフになるにはやや心細いが介護されるまでにはまだまだという時期の自由な正直な生き方や表現が笑いを誘い、健康的な作品と思う。(女性)

 一人の男性をめぐって嫉妬、競争心が笑いを誘うように演出されていて感心。深刻ではないが刺激があり、宮野さんのセリフにもある「いいお薬をもらったみたい」感がある。このような作品はもっとあるといい。(女性)

 原作にないラストはどうしてこんな終わり方をしたのか、私は好きではありませんが、トークの中での話に納得は出来ましたが、やはり日本人としての生活の中ではカゲキですね。(女性)

 テーマがよくわかりとても面白くあっという間の2時間でした。世の中の男性に三好さんをぜひ見習っていただきたいです。女の人は男の人の優しい言葉にどんなにか憧れていて、それによってどんどん綺麗になっていくという事を分かってもらいたい、と言う事がうまく表現されていました。私はまだ30代なんですが、私の両親にぜひ観てもらって、老いても楽しく自由に生活することの素晴らしさをわかってもらいたい気がしました。(30代・女性)

 このような年の取り方が出来たら大変よいと思う。今は40代ですが、年寄り同居でそのことばかりが心配で、自分の事は何も考えられない今です。自分自身の生き方が出来たらどんなに良いかと思う。(40代・女性)

 この映画のテーマについてはこの頃よく考えるようになりました。夫もいますし、子供は大きくなり老親を看る中で自然に考えるようになりました。今日は期待して観にきましたが素晴らしい映画で、心から共感しました。ちょっとイヤらしいところもステキでした。
また、女性同士の気持ちも何となく分かる気がします。これからもこういう映画を作り続けてください。男性も女性も考え方や感じ方が変わっていくことを期待しています。(50代・女性)

 老人の性について今まで考えたことはありませんでした。というより老人になると”性”
は無くなってしまうと漠然と思っていたのかも知れません。この映画を”今”観る事が出来て本当に良かったと思います。第2、第3の人生はより前向きに、より楽しく生きて行きたいと”よいお薬”をいただいた気がしております。私も鞠子アパートに住んでみたいなー。(女性)

 木立ちの中にゆったりと建っている高齢者のアパートはステキでした。カンカンという現在のアパートではなく、大正ロマンが漂う木造の暖かさが感じられました。そしてそこにあんなフェロモンを一杯持ったおじさまがついていたら言うことなしです。体の関係はともかく、あの優しさは女性には心地よいものです。これからの生活に考えてみても良いのではないでしょうか。(女性)

 百合の花の高潔さに例えられたすごい映画だと思った。嫌みなくさらりと流しているうまみ、堪能させていただきました。心に残る作品だと敬服いたしました。(女性)

 暴力の多い作品と違って、題名の美しい百合の花のイメージと同じように清らかでベタベタしていないところがステキです。一線以上を映像に写さない事はとても効果的です。その次はどうなるのでしょう、と観る当人が想像する部分があるとより内容を深く追求できるのではないでしょうか。女性監督の作品ですから、女性の心理を掘り下げて表現していただいたという思いを強くしております。一見日常の生活のごくありふれた部分を飾らず、気取らず、偽らず、自然に描写していらっしゃることに感銘を受けました。小動物(猫)もさりげなく登場している面は実に素晴らしい。人は老いても肉体は衰えますが、精神は老いる事なく日々の生活を悠々と過ごすことの大切さ、生き生きと楽しく趣味を持つ事、友人知人を多く持つ事、百合のような美しく輝く素晴らしい人生を歩む事、を教えていただきました。病身であることがとても残念です。(女性)

 「老い」がテーマになると深刻さが相場ですが、明るく楽しく見終わり、後のトークでさらに場が盛り上がり、「老いる」ことへの勇気をもらいました。老いると余分なものが削ぎ落とされるのでしょうか。老嬢ばかりのアパートの一人一人は大変個性的で「おばあちゃん」などと言う言葉では決してくくれません。皆、名前で呼び合っています。そこへ現れたプレイボーイ老人。女心をくすぐることの何と上手なこと。洒落たファッションと誉め上手で恋の鞘当てが始まります。ウソが明らかになってもアッケラカンとしてやりすごすあたり老練の技を感じさせます。もう一つのテーマは「性」。ロマンチックでドキドキする濡れ場でした。「柔らかい肉球」「年をとると何でもあり」(同性愛)の言葉がいやらしくなく表現されていました。性は生。輝いて老いを生きる姿が百合の花や日本人形のアップと重なり、女性監督の美しい映像作りに感服しました。(女性)

 まず夫婦でこの作品と浜野監督に出会えた事に感謝します。今後のそれぞれの生き方に、夫婦のあり方に影響を与える事でしょう。ありがとうございました。浜野監督のお話の中から「性を女性の側から描き続けて」「自分の意志で自分の人生を生きる老人に」「人は死ぬまでエロスを楽しむ権利がある」というメッセージは映画を通して心に深く残りました。日本の(一般の)性に対する考え、姿勢、風潮はメデイアも一体となりおかしな方向に進みつつある中で「おかしい」と思いつつ何も出来ずに来てしまった自分、そういう思いを払拭する一つの出会いがまた増えました。性は生きるについて大きなエネルギーを創り出し、人として最高の素晴らしい営みです。家族愛、人間愛(人類愛)の究極の姿で、互いを尊重するそのものです。「老いたからこそ性を楽しむ方法はいくらでも」止めどもない発想、恐れ入りました。(女性)

 暗闇の中、ひたひたとドアから廊下へと流れ広がって行く情景をスクリーン一杯に映し出す。意表を突く始まりに、この部屋で何が起こったのだろう? と観る側に不安を抱かせながら「老いて死ぬとはこういうことなんだよ」と現実を訴えている。話は一転、老齢になっても胸のときめく恋は生きる糧の重要なポイント。女性ばかりの住居に素敵な男性が現れることにより人生をエネルギッシュに生きられる女性達の感性に脱帽する。素直にうらやましい。騙された事実がありながら「元気になる良い薬だった」と一見貞淑風の宮野さんが言い切ったのが印象的だ。若かったらそうもいかないのだが、男性が少ないことは老いた女性にとって男神の到来なのか。老いの世界でやっと「ジェンダーフリー」となるのは寂しすぎる。(女性)

 映画終了後、両隣の見知らぬ女性が同時に私に話しかけてきた。「このこと誰かと話してみたいの。そう思わない?」私の母くらいの女性だ。ひえー。この年代の人の話は絶対タブーだと思っていただけにビックリ。「いいんですか?こんな話しても?」と逆に聞き返してしまいそうで、それでいて私には分からないけど50代以上の大人も本当は色々考えてることあるけど心の中に秘めてるんだなと実感した。とにかく、これほど映画を観ただけで会場が明るく華やぎ、熱くなったことがあっただろうか?しかもそれが近年映画館に足を運んでいないなあといった年代の中高年の方々のパワーなのだ。
 浜野佐知様。あなた様の映画で胸をはって帰っていく人々をご覧になられましたか?
私は、あと数十年してもこの日のことは忘れません。枯れるものか。枯れませんとも!と自らに誓ったのでした。映画以上に会場からのパワーのすごさ、忘れません。(女性)

 三好さんは体がもたんだろうな。(40代・男性)

 年を重ねることで人間が本当に自由になれるんだと実感しました。私も本当の自由を手に入れたいと思います。(40代・女性)

 若い頃、性的なものは若いものだけのものと思っていました。自分の父や母が同じように思うとは全く考えられませんでした。今、自分が年を重ね同じ頃になってみると、若い頃と同じ自分がそのまま続いていることを自覚するととんでもない誤解で、閉鎖された世界、考えだったと思います。(40代・女性)

 ただあまりにも表面だけのさらりとした映画でした。もっと人間のどろどろした感情が老人になると薄らぐのでしょうか。もっと独占欲とか嫉妬心とか淋しさとか人間ってもっと深いと思います。(50代・女性)

 50に近い年齢になった今、これまでと違った性のあり方を教わったような気がする映画でした。(40代・女性)

 私も63才ですが(独身、主人を3年前に亡くしました)こんなに楽しい老後が過ごせたらいいなあ、と心底思いました。これからの人生を明るく生きられます。(いつまでもフェロモンを出せる女でありたいと思います。私のそばにも三好さんのような人がいたらー。現実は厳しいと思いますが)(60代・女性)

2001年08月26日〜2001年09月01日
東京ウイメンズプラザでの上映にて
 女性達の表情の変化がとてもよく表現されていたし、温かい気持ちになれる映画だった。男とか女ではなく、人として人を愛する事がもっと当たり前になればいいと思う。(32才・女性)

 吉行和子さんというメジャーな方を起用したことが、よりこの映画のメデイア力高めたかも知れません。よくこの役を引き受けられたな、と正直驚きもしましたが、吉行さんの世代にとってもこの問題(中高年のセックスやセクシャリテイに拘らない性愛)は別段新しい事でも何でもなく、本来は開かれた可能性のうちの一つなのかも知れないな、と思いました。ただ、その可能性について多くの人が気付いていないだけで、この映画はその気付きとなりうるだけの力を持った明るい作品だと言えるでしょう。私も自由に、加齢を楽しみながら生きていきたいと思います。この映画をより多くの人に見てもらいたいですね。偏見をもたずにね。(21才・女性)

 これは、新手のサスペンス映画だ。怖くって、面白い!(36才・男性)

 生き生きして、楽しくて、面白かった! でも、この映画を多くの日本人の男の人は好きになれないと思う。と言うのは、そういう男の人達は女性のセクシュアリテイを全く理解していないから。こういう映画をもっと多くの人が見るような社会になって欲しいなー。(50代・女性)

 「柔らかくて、温かくて、気持ちいい」 その言葉、心に残りました。私の60才、70代はどうなっているのかワクワクしてきます。(40才・女性)

 女性の性に関して、いつまでが女としての意識をもっているのか初めて目の前にさらされた気がしてドギマギしてしまいました。(40代・女性)

 高齢者に対しての生き方を指針していただき、連れ合いを亡くした後の異性とのふれあいの大切さが分かりました。男も女も二人揃っていればこそ生き甲斐が出てくるものと思いますし、体を触れ合ってこそお互いにいたわりの心も出てくるものと思います。(69才・男性)

 かなり前から女性には性的欲望がない、あるいは少ないと思わされていた一面があり、女性自身もそれを許容する点があったように思います。しかし、年をとっても性愛の欲求は変化を伴いながらあるものと思います。それを正直に見つめた作品。とてもいい映画でした。(男性)

 面白かった。そして、何故か泣けてきた。”あたたかいもの”を頂いた、そんな気がします。私の中で流れをせき止められていたものが、静かに流れだしている。どうして気がつかなかったのだろう。多分、今、私の中の”百合の花”が咲いたのかも。(47才・女性)

 老人を描いた映画でこれだけテンションの高い作品を初めて観ました。見終わってどっと疲れましたが、面白かったです。(34才・男性)

 映画のようにみんな輝けたらいいけど、どこかで自分を縛っていたり、縛られているのではないでしょうか。タブー視された分野に踏み込まれて、気持ちさわやか! 年をとることも素敵な事に思えました。(45才・女性)

 胸にあたたかいものがこみあげてきて感動しました。「老いる」ことで自分の中に築いてしまう壁を取り払った瞬間、本当に気持ちのいいものが見えてきた瞬間、宮野さんが横田さんの耳たぶを触った瞬間の何ともいえない甘美な気持ちが忘れられません。「老いる」ことがこういう風に素敵になるなんて。(28才・女性)

 私は10代なので老人の気持ち等を今回の映画を通して何か少し理解できた気がするし、見ていてとてもゆったりとした時間が流れていた気がしました。(19才・女性)

 面白い。白雪姫と7人の小人のイメージはよく分かる。エロスが生き続けることも頼もしい。でも、友情が深まることは、女性間との愛情交換とは異なるかも? と、ラストシーンあたりは疑問です。(49才・女性)

 面白かったです! 最後にはどうなっちゃうんだろう?とハラハラしたら、な、なんと!
この映画の中には「ときめき」が沢山詰まっていて、大好きです。もっと生々しいものを想像していたのですが、ユーモアでコーテイングされた”それ”はとても口あたり良く、ストレートに受け入れる事が出来ました。自分の母親にも観て欲しいと思った。(35才・女性)

 こんなにあたたかく、やわらかな映画をよく作ってくださいました。これからの私の長いであろう人生を思いました。性は”生”。本当に大切なもので、生きる原動力と改めて思いました。そして、とらわれない思考回路を私も作って、しなやかに美しく生きたい、と心から思われます。素晴らしい作品、ありがとう存じました。(40代終・女性)

 今まで男性のイニシアテイブに任されすぎだったことが、女性も平等に考えるべきことと思いました。(53才・女性)

 女性のたくましさというようなものを女性の視点でとらえるとここまでいろんな感情が働いているのかと驚きました。男性として勉強させていただいた感じです。(26才・男性)

 私の中の「なぜ」という疑問が解けたように思います。人は年をとると、特に異性でも同性でも心の通じ合う人がいると、人としての「さびしさ」をやわらげてくれるのではないかと思った(50才・女性)

 女の老いに未来と希望を抱かせてくれた作品。「この歳になると」というセリフがありましたが、歳を重ねる事でジェンダーの縛りが取れ、その人らしいエロスの方向性がつかめる。今までそれは、オバタリアン、恥じらいを忘れたなどと表現されて来ましたが、本来エロスとは性別にも年齢にも制約されずに在る、と肯定的にとらえた点を映像表現でこんなにもあざやかに描けるのかと思いました。日本映画は変わる。そう信じさせてくれる作品でした。(49才・女性)

 人間を見つめる優しい眼が感じられてとてもよかったと思いました。それと音楽が素敵でした。(59才・女性)

 とても自然で、キャストも素晴らしかった。終わり方がとても納得できた。死ぬまで人は温かさを求めて生きるのですね。ちょっと涙が出ちゃった。(59才・女性)

 とても面白かった。私は原作を読んでいたので、特に後日談がユニークだと思った。しかし、妙に納得がいった。女の人は年をとるにつれてどんどん自由になっていく気がする。(47才・女性)

 いろいろな性のあり方をこんなに明るく開放的に描いてくれて、本当にうれしかったです。障害者の性もこんなふうに映画化してくれたらもっとオープンに話し合えそう(知的障害児学校の高等部で教員をしています)。高校生の4割にセックスの経験があるという時代、知的障害のある人たちにもこの社会の変化は同じように押し寄せて来ている。情報は氾濫し、刺激はいっぱい。彼らと同じ目線で話をする必要があり、昨年一年間性教育について同僚と勉強した。その中で様々な性の形、方法が障害の種類の違いによってあることを知った。だが、「障害者の性」というとどんなイメージが一般にはあるだろうか?性を権利として主張し、享受していくことの困難さや人権侵害。暗さやうしろめたさ、タブー視されてきたのは老人と同じよう。障害者の世界にも福祉の理念が大きく変わり、新しい波が起きている。性についても同様。障害者にとって生きやすい社会は、「ふつうの人」にとっても同じです。いろいろな人の、いろいろな性のあり方があるはずだから。(女性)

 老女の性の分野に大胆に踏み込まれたことに拍手!(55才・女性)

 映画は多く見ていますが、女性監督の作品でこのように大胆なのは初めてでした。衝撃でした。(58才・女性)

 とても面白かった。理由は分かりませんが涙が出ました。1人1人の衣裳、アクセサリーの取り外し方、アパートの各人の部屋、最後の横浜の風景、と派手なところは一つもないのに、何か心にピタッとはりついたように残ります。私も未来はあんなアパートにくらしたいです。最後の宮野さんのカメラ目線のセリフは念押しみたいで、ちょっと私にはくどく感じました。(42才・女性)

 誰でも少なからず抱く問題。でも話題にするのもはばかれることを取り上げ、とても興味ありました。人生の折り返し点を過ぎて自分を解放し、癒す時期があってもよいと思った。(60才・女性)

 お互いに触れ合う気持ちよさがよく分かりました。年と共に大切なことと思っていました。日本人は、特に男性がそういうことが出来ないので、今回夫をどんなことをしても連れて来て一緒に観たのです。(女性)

 年齢に関係なく異性に対するトキメキはあるものだと改めて感じました。ある程度の年齢になると性はもういやになるのよ、という友人の言葉は本当なのかと思っていました。抑圧されていることでカッコをつけているのかな?ありのままでいることと世間の眼のギャップはまだまだ大きいのだと思います。(47才・女性)

 人生は大きな花束なのだと思いました。咲く花も咲かずに終わる花も色々あって、そしてそれぞれが美しい。年をとる程にどんどん楽しくなる人生を私も送ります!(24才・女性)

 人は自らの性を知らずに他人の異なる性を受け入れ、それと同時に自分の性を受け入れ、最後には各々の性も飛び越えて生命全体を受け入れるに至るんだなと思いました。つくずく「性=生」だと感じさせられます。観終わった後、本当にすがすがしく、素敵な気分になれました。(24才・女性)

 「百合祭」で”やわらかく気持ちよかった。かえって安心した”という感覚は今の私には未知のものだな、と思いました。年をとったらSEXを楽しめなくなると思っていましたが、まだまだ深い性の方向性があるというか、そんなことを思いました。結末の意外さもよかったです。(31才・女性)

 ラスト、吉行さんと白川さんの性愛シーンと、翌朝の吉行さんの満足した美しい笑顔が印象的でした。男性とも女性とも性愛を経験したくなる気持ちにさせられました。(31才・女性)

 「百合祭」素晴らしかった。見に来て本当によかったです。老人の性愛という今までほとんど真正面から取り上げられなかったテーマに取り組まれ、その点も素晴らしいですが、作品として面白く、成功しています。「老いと性」というテーマだけでなく、「レズビアニズム」も描かれていたのには感動しました。最後に女性二人が性関係を持つというのもそれほど唐突ではなく、納得のいく流れだったと思います。最後の吉行さんのセリフ、素敵でした。(31才・女性)