上映記録

1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 ●2006年 2007年
2008年 ●2009年 ●2010年

1998年
10月17日 岩美町/先行上映。1日2回上映。
10月21日 鳥取市(〜22日)1日2回上映。
10月23日 米子市     〃
10月24日 境港市     〃
11月4日 東京国際映画祭/シネセゾン渋谷。カネボウ国際女性映画週間
11月7日 彩の国さいたま芸術劇場 (上記の関連イベント)
12月12日 鳥取・倉吉市/ソロプチミスト大会に併せ、2回上映。
12月15日 新宿・紀伊國屋ホール/東京国際映画祭のフォロー。
白石加代子『百物語』と併催。
12月18日     〃

1999年
1月28日 国立婦人教育会館/埼玉県。ワークショップで、上映および松本侑壬子さんと監督のトーク。
2月20日 にいがた国際映画祭/上映と監督トーク。交流会。
2月28日 江の島女性映画祭/上映とパネル・ディスカッション
(藤原智子監督+浜野監督+司会は林冬子さん)
3月4日 静岡サールナートホール/1日4回上映
3月6日 静岡東映(〜12日)/1日1回レイトショー
3月10日 ドイツ・ドルトムント国際女性映画祭(〜14日)日本特集。
2回上映。各国の女性監督と交流
3月20日  彩の国さいたま芸術劇場(〜22日)1日3回計9回上映。
4月16日 横浜市青葉シネクラブ/2回上映とトーク。
4月29日 東京・津田ホール/津田塾大学出身者が主な対象。上映とトーク。
6月18日 ドイツ・ベルリン
エスノ映画祭(〜22日)ベルリン滞在の女性研究者などと交流。
6月26日 栃木女性センター「パルティ」/宇都宮。上映とトーク。
7月3日 東京・岩波ホール(〜9日)ロードショー。1日3回上映。
7月24日 大阪・九条シネヌーヴォ(〜30日)
音響再生のミスがあり、まともな上映は最終日の2回のみ。
7月31日 福岡映画大学(〜8月1日)上映とトーク、交流会(全国の自主上映組織の関係者が主)。作家村田喜代子さんと、狩野啓子教授が来訪。
8月21日 東京・立川女性総合センター「アイム」上映とトーク。
8月28日 福岡県女性総合センター「あすばる」
2回上映と、作家村田喜代子さんとの対談。
司会は久留米大学教授狩野啓子さん。
東京・銀座シネパトス(〜9月10日)
最初の1週はモーニングとレイト、2週目はレイトのみ。
9月8日 あいち国際女性映画祭(〜12日)
上映とトーク。トークの司会は松本侑壬子さん。
各国の女性監督と交流。
9月15日 エジプト・アレキサンドリア映画祭(〜28日)
2回上映。主にヨーロッパ圏の監督と交流。
9月18日 山形・フォーラム(〜24日)
モーニングとレイトの1日2回上映。
先立つ13日プレイベントで上映とトーク、交流会
9月25日 日本女性会議99/浜松市での全国会議に合わせ上映、トーク。
10月2日 盛岡・フォーラム(〜8日)
モーニングとレイトの1日2回上映。
9月29日のプレイベントで上映とトーク、交流会
10月9日 福島・フォーラム(〜15日)モーニングとレイト1日2回上映。交流会
10月17日 徳島・文化会館/1日2回上映。間にトーク。交流会。
10月28日 愛知・淑徳大学「開放講座」、小倉千加子教授「現代社会とジェンダー」で上映。
10月29日 アメリカ・ピッツバーグ/カーネギー美術館とピッツバーグ大学共催。
11月4日 愛知淑徳大学「開放講座」、小倉千加子教授「現代社会とジェンダー」
先週の上映を受けた浜野監督トーク。主に女子学生のレポートが興味深い。
11月8日 アメリカ・ニューヨーク/ジャパン・ソサイエティ主催の日本文化特集。上映とトーク、レセプション。
11月10日 同・NY州立大学ストーニー・ブルック校/上映とトーク。
11月20日 大阪・豊中婦人会館/上映とトーク。

2000年
1月15日 大阪・堺市「さかい男女共同参画週間」オープニング
上映(小倉千加子さんの講演と併催)
1月17日 同・ワークショップ/浜野監督を囲んで。
2月6日 松山・男女共同参画推進センター「コムズ」開館記念フェスティバル。
2回上映と、その間のトーク(上野千鶴子さんの講演と併催)
3月23日 フランス・クレティーユ国際女性映画祭(〜4月2日)
コンペティション部門。3回上映と2回のディスカッション。
5月4日 日本インディペンデント映画祭2000。「林あまり賞」受賞。
授賞式とトーク、上映。
6月17日 岩手県の岩手男女共同参画フェスティバルのシネマ&トークで、上映と松本侑壬子さんのトーク。
8月26日 札幌の北海道立文学館で、2回の上映とトーク。2時の回は、浜野監督とヤマザキ、4時半の回は、山口昌男・札幌大学学長が特別参加。
10月4日 米コロラド大学ボールダー校/ロッキー・マウンテン・フィルムセンター「インターナショナル・フィルムシリーズ」で、上映&監督トーク。
10月5日〜7日 同校「東アジア言語文明」学科主催の学会「ウーマン・ジャパニーズ・フィルムメーカーズ」で、浜野監督と塚本靖代さん(東大大学院)が、映画および尾崎翠について発表。
11月14日 芸術祭「日本映画名作観賞会--新しい風・日本映画2000」上映&監督挨拶。東京国立近代美術館フィルムセンター(京橋)にて。
11月23日 岐阜県高山市民文化会館「飛騨高山で尾崎翠を探す会」主催のシネマ&監督トーク。2回上映の間にトーク。
11月25日 第38回岡山市芸術祭・映像祭おかやま21「地域映像祭」で、上映&監督トーク。
12月1日 パリ日本文化会館にて日仏女性研究シンポジウム「権力と女性表象--日本の女性たちが発言する--」で「映画の夕べ」。上映&浜野監督とジャッキー・ビュエさん(仏クレテイユ国際女性映画祭委員長)の対談。

2001年
3月24日 横浜女性フォーラムで上映と監督トーク。館内の図書コーナーに「尾崎翠関連書籍」コーナーを設け、これが充実。
4月15日〜22日 韓国ソウルで「ウィメンズ・フィルム・フェスティバル in ソウル」。2回上映と監督トーク&ディスカッション。ソウルのフェミニズムは熱い!
6月2日 鳥取県民文化会館で「尾崎翠フォーラム・in・鳥取」。2日間にわたるイベントのオープニング上映。補助椅子が出る賑わい。分科会でも多角的な討論が行われた。
8月26日〜9月1日 東京ウィメンズプラザ・ホールで『百合祭』&『第七官界彷徨・尾崎翠を探して』特別上映会。『百合祭』のロードショーに合わせ、1日1回上映。
10月27日、28日 北海道・札幌の渡辺淳一文学館で、各1回上映。『百合祭』の自主上映に合わせて、計2回の上映を行った。
11月23日 岡山国際交流センター。『百合祭』先行イベントで上映。
12月1日、2日 岡山市立オリエント美術館。『百合祭」自主上映に合わせ、各1回上映。

2002年
9月13日〜20日 台湾国際女性映画祭
11月21日 せんだい女性センター主催シネマ&トーク
浜野監督と山崎邦紀脚本家の対談。
11月23日 ステップ祭り とよなか男女共同参画推進センター主催シネマ&トーク。
浜野監督と山崎邦紀脚本家の対談。

2003年
7月19日 【「第七官界彷徨-尾崎翠を探して」ムーブフェスタ上映会】
北九州市立男女共同参画センター・ムーブ
”北九州国際女性研究会 ミズ・ウィング”主催の上映会でムーブでは3月の「百合祭」に引き続いての上映となった。
10月7日 【パームビーチ現代芸術研究所主催・日本映画シリーズ】(アメリカ・フロリダ)の中で上映。他には「ラブ・レター」(岩井俊二)、「絵の中のぼくの村」(東陽一)、「菊次郎の夏」(北野武)等、7本 の作品が上映された。

2004年
3月7日 【調布映画祭2004】 
 「尾崎翠を探して」&「百合祭」のW上映。
 午前中の上映だったが、多くの尾崎翠ファンが駆けつけてくれ、上映後のトークでは、翠の作品世界について活発な意見交換がなされた。
 尾崎翠の研究者や愛読者が確実に増えていると実感出来たうれしい上映会となった。
12月1日 【城西国際大学・「映画作品にみるジェンダーとセクシュアリティ」上映&トーク】
学内のみならず、近隣の人たちも参加しての上映会。前週に『百合祭』も上映され、トークでは両作品への感想や意見交換、また、尾崎翠の読者も多く、有意義なディスカッションとなった。無農薬の野菜を作っている方から採れたての野菜をいただくうれしいハプニングも。
12月3日 【和光大学・「尾崎翠を探して」という映画/上映&トークセッション】
学生による企画「女性監督による女性作家のジェンダー的な見直し作品」として、上映&トークが実現。少人数ながら、「映画界における女性の地位」や「男性監督作品に潜む無意識のジェンダー差別」まで広範囲にわたって熱の入ったディスカッションとなった。後半には、次作予定の『百合子ダスビダーニャ』の著者、沢部ひとみさんが参加、『百合子ダスビダーニャ』映画化への熱い想いを語り合った。

2005年
6月25日 【「第七官界彷徨−尾崎翠を探して」〜リーブラで出会う女性の作品〜シネマ&トーク】
「男女共同参画週間」記念フォーラム」の一環としての上映&トーク。3月の『百合祭』上映に引き続いて、浜野作品の連続上映となった。
上映前にリーブラの冊子「オアシス」のインタビューも。夕方6時からの上映&トークにもかかわらず、多くの人が観てくれ、上映後のディスカッションもたくさんの意見や感想が話されて、とても有意義で、気持ちのいい上映会だった。
7月9日 【「尾崎翠フォーラムin鳥取2005」5周年記念上映】
鳥取では5年ぶりの上映。5年前までの上映時には「尾崎翠」を知る人も少なく悪戦苦闘の日々だったが、フォーラム開催から5年たって、尾崎翠も知名度が上がり、作品も読まれるようになったのだろう。若い観客たちが、じっとスクリーンに見入ってくれる姿に胸が熱くなった。
フォーラムのプログラムも研究者の講演や、活動弁士・澤登翠さんの活弁付き上映、海外の研究者を招聘しての国際フォーラム(2004年)など充実したものとなった。これからも研究者たちを線で繋いだ活動と、地元から世界に向けての「尾崎翠」の発信を願う。
7月29日〜31日 【しんぐうシネマサミット2005】
 「地域発!映画の素晴らしさに触れる映画祭」と銘打った今年2回目の映画祭で、地域で製作された映画を集めている。今年のプログラムは、「スウィングガールズ」(山形県)、「バーバー吉野」(静岡県)、「風音」(沖縄県)、「ニワトリはハダシだ」(京都府)など七タイトル。森崎東監督や東陽一監督、俳優の原田芳雄氏や光石研氏、肘井美佳さんなども来場し、交流パーティも大いに盛り上がった。人口2万3千人強の町で、こうした癖の強い映画祭が成立するのかと危ぶまれたが、各回100人を越える観客がつめかけ、映画を楽しんでいた。唯一100人を切ったのが「尾崎翠を探して」で、上映が終了してすぐ、「解らなかった!」という男性の怒号が飛んだりした。反面、ビデオで試写を観た一人の女性は、観終わって涙が流れて止まらなかったと言う。そして、彼女は一人で「尾崎翠を探して」のチケットを30万円分、売ってくれたのだとか。この映画は、こうした女性たちに支えられてここまで来たのだなあ、と感無量の思いだった。
12月1日〜5日 【KIN International Women's Film Festival 】
アルメニア・エレバンで開催。フィルムのみの参加

2006年

2007年
1月13日 【西荻ブックマーク「第七官界彷徨−尾崎翠を探して」上映&トーク】
 東京都杉並区西荻窪を中心に活動するグループ「西荻ブックマーク」主催の手作り上映会。中心は尾崎翠の研究者でもあるライターの木村カナさん。準備に1年以上をかけ、上映終了後は精魂尽き果てて倒れてしまったとか。
 上映会場は、西荻地域区民センター勤労福祉会館ホール。ビデオ上映だったが、担当者の技術で、音もよく、フィルムに負けないきれいな画質でほっと一安心。アフタートークは作家の北尾トロさんと対談。トロさんの的確な質問と応答に感激。
 シネマアートン下北沢で上映中の「こほろぎ嬢」を観てくださった方も多く、温かな雰囲気の中でとても気持ちのいい上映会だった。
2月3日〜4日 【コミュニティシネマ山口presents「第七官界彷徨−尾崎翠を探して」】
 山口情報芸術センターで1月12日から2月25日まで開催された「山口未公開日本映画特集」で上映。
4月21日〜27日 【第七藝術劇場】
「こほろぎ嬢」とのW上映。午前10時半からのモーニング上映だったが、「こほろぎ嬢」とダブルで観てくれる観客で賑わう。大阪では、1999年に九条のシネヌーヴォでロードショー公開したが、劇場の音響ミスでまともな上映が出来なかったという経緯があり、キチンとした上映としては関西初。この映画を観て「こほろぎ嬢」を観ると、尾崎翠のことがよく分る、と観客にも好評だった。

2008年
6月21日 【「鶴ヶ島市ハーモニーふれあいウィーク」特別イベント・『映画監督・浜野佐知の仕事』】
埼玉県鶴ヶ島市の男女共同参画週間の一環として企画された特集上映で、『百合祭』『こほろぎ嬢』と浜野佐知の一般映画3本を一挙上映の国内初の試み。つるがしまフィルムパートナーズ主催。35ミリ上映。
会場は、鶴ヶ島市若葉駅前のシネコン「シネプレックスわかば」のシネマ・2(166席)。
前夜祭としての上映だったが、120名近い方たちが集まってくれ、サプライズ・ゲストとして、佐田三五郎役で出演の宝井誠明さんが舞台挨拶に登場、会場を湧かせた。宝井さんは翌日上映の『こほろぎ嬢』(土田九作役で出演)、『百合祭』と全ての上映に参加してくれ、交流会でも楽しいトークを聞かせてくれました。ありがとう!
8月2日〜3日 【映画監督・浜野佐知の全貌〜尾崎翠からピンク映画まで〜】
神戸市・新開地の神戸アートビレッジセンターで8月2日、3日に開催された特別イベント。
『第七官界彷徨−尾崎翠を探して』は、8月2日午後1時と3日午後4時からの2回上映。
初日の上映の後、「『第七官界彷徨−尾崎翠を探して』から『こほろぎ嬢』への道」と題したトークショーで宝塚市在住の詩人・寺田操さんと対談。1998年の発表当時は一部の熱心な読者以外はほとんど知られていなかった尾崎翠だが、10年たった現在、『こほろぎ嬢』と共にたくさんの人たちに観てもらうことが出来て感無量だった。