DVD・パンフレット販売

DVD
『こほろぎ嬢』『第七官界彷徨−尾崎翠を探して(新編集版)』2枚組
 時空を越えて、鮮やかな光芒を放つ小説とエッセイ。1930年前後に書かれた作品が、珠玉の輝きをさらに増しているのには、どんな秘密が隠されているのでしょうか?
 魅力的な謎に彩られた尾崎翠の作品と人生ですが、代表作「第七官界彷徨」と筆を折った後の後半生を映画化したのが、浜野佐知監督の『第七官界彷徨−尾崎翠を探して』です。
 これまで不幸な伝説に包まれた薄幸の作家と言われてきた尾崎翠ですが、この作品では、混乱の戦中戦後を誇りを持って生き抜いた一人の女性として、力強く描かれています。
 この映画によって、困難な時代を生きた、等身大の尾崎翠像が定着したものと自負しています。しかし、尾崎翠に、啓蒙や解説が必要な時期は、すでに過ぎました。『こほろぎ嬢』では、翠の作品世界そのものと向かい合い、「歩行」「地下室アントンの一夜」「こほろぎ嬢」という、翠が筆をおく直前に執筆した、最後の短編小説3作を、併せて映画化しています。なお、「地下室アントンの一夜」は、翠にとって最後の小説となりました。
●カラー/「こほろぎ嬢」95分/「第七官界彷徨−尾崎翠を探して」100分
●価格:8,000円(税別)
●送料:215円
●支払方法:電話、FAX、E-Mail、当ホームページにてお申し込み下さい。折り返し郵送いたします。お支払は、郵便振替用紙を同封いたしますので、お手数ですが、郵便局よりお振込ください(振込手数料はかかりません)
●お問い合わせ:『こほろぎ嬢』&『第七官界彷徨−尾崎翠を探して』上映委員会
 Fax : 054-272-1692
 E-Mail:tantan-s@f4.dion.ne.jp

 DVDをお買上げいただきました方全員に、映画「こほろぎ嬢」のパンフレットをプレゼント中!

林あまりさん「第七官界彷徨−尾崎翠を探して」へのメッセージ
(「日本インデイペンデント映画祭」パンフレットより抜粋)
 「尾崎翠。いくつかの光り輝く小説を残して筆を折った女性だ。その生涯はまさに謎だらけで、確かなことなどほとんどわからない。けれどその作品の力といったら!
 
 代表作『第七官界彷徨』を読んでしまったらもうほかの作家の小説など何ひとつ読まなくてもいい、という気分にさえなるほど、そのインパクトは強く、たちのぼる香りはいつまでも消えない。
 『尾崎翠を探して』という題名の映画が完成したと聞き、私は「なんとしても観たい」と思った。でも一方で、尾崎翠のイメージをぶち壊しにするような駄作だったらどうしよう、と少しはこわかったのも事実だ。結果はーすばらしい! スクリーンにぐいぐい引き込まれ、ラストまでまったく目が離せなかった。白石加代子、吉行和子、柳愛里というぴったりの役者を得て日本映画の歴史に残る一本がここに生まれた。ぜひ一人でも多くの人に観てほしい」
 
「平成12年黄金週間読書日記」(「本の話」6月号)
 「おこがましくも“林あまり賞”なるものを贈呈させていただき、監督の浜野佐知さんとトークショー、その後上映、という流れだ。初対面の浜野監督はロングヘアの素敵な女性で、これまでにピンク映画300本を監督してきたというキャリアの持ち主。パワフルで熱い監督のトークにひきこまれ、本当にこの映画を選んでよかった、と思った。尾崎翠というと“か弱い薄幸のひと”というイメージがあるが、この映画では個性的で力強い、生活感たっぷりの女に描かれている。主演の白石加代子、友人役の吉行和子、そして劇中の小説『第七官界彷徨』のヒロイン役・柳愛里(柳美里の妹さんでもある)、この3人の演技は絶品!」(抜粋)

パンフレット

パンフレット
INTERVIEW
「尾崎翠と稲垣足穂は、すごくハイカラなの」(矢川澄子)
「ふっと性を超える瞬間があって」(加藤幸子)
MESSAGE
「“変な家庭”の永遠の妹、小野町子」(塚本靖代)
「『尾崎翠』再評価の流れと『少女論』」(塚本靖代)
「お散歩、漫想家の領土を」(山崎邦紀)
「第七官界との出会い」(響まりあ)
尾崎翠・略年譜




●価格:600円(税込み)
●送料:180円(1冊につき)
●支払方法:電話、FAX、E-Mail、当ホームページにてお申し込み下さい。折り返し郵送いたします。
お支払は、郵便振替用紙を同封いたしますので、お手数ですが、郵便局よりお振込ください(振込手数料はかかりません)
●お問い合わせ:『第七官界彷徨-尾崎翠を探して』上映委員会
 Fax : 054-272-1692
 e-mail:tantan-s@f4.dion.ne.jp

(販売を終了しました)